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    日本リハビリテーション専門学校は作業療法士、理学療法士を育成している専門学校です。

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<メルマガバックナンバー>目からの情報と耳からの情報

こんにちは、理学療法学科教員の黒木と申します。

 

最近、携帯型ゲーム機、スマートフォンやiPadなど

視覚に訴える魅力的なアイテムが増えてきましたね。

 

人は普段から視覚に頼ることが多く、その割合は80%程と言われています。

 

人とのコミュニケーションでも大部分を視覚的なもので判断しています。

一方、耳からの情報量は10%程と言われています。

また、耳は目と合わせて使うことが多いと言われています。

 

しかし、目からの情報よりも耳からの情報のほうがより有用な場合があります。

 

例えば、

人が近づいてくるときの映像と足音や

電車が通り過ぎるときの映像と音などです。

 

目でも判断できますが、耳からも情報を仕入れて早く確かなものとしています。

 

目からの映像と耳からの音が少しでもずれると「あれっ」と違和感を感じます。

 

私がよく感じるのは、テレビで見る歌手の口パク映像です。

歌声の強弱と映像における口や体の動きが合わないと違和感を感じます。

 

以前、テレビで実験を行っていましたが、

卓球で返球音を正常な返球音より遅らせて返球し、

スマッシュを打たせると正常な返球音で打たせるよりも正確性は落ちるそうです。

 

また、最近のプロテニスでは選手が叫びながらボールを打つことが多く、

打球音が消され、球の方向を予測できないと

一部の選手から問題に挙げられていました。

それにより、パフォーマンスに差が出ると実験で検証もされています。

 

これらのことから、音の質によって球の方向、スピードを予測し、

映像と合わせて判断しています。

 

映画作成において、

映像と音を同時に流すとわずかではあるけれども音の方が早く流れるため、

実際には音をやや遅らせて流すとタイミングが合うそうです。

 

意識の研究者は視覚と聴覚では意識に上るまでの処理時間に

ずれがあると指摘しています。

 

耳は目よりも早く質の高い判断をできる力があるのです。

 

視覚的に訴える魅力のある物が増えたので、

ますます目に依存していることが多く、

音の情報を捨ててしまっていることがあるかもしれません。

どちらかというとわかりやすい映像(見た目)を意識するほうが多いかと思います。

 

でも、目からの情報だけでなく耳からの情報も判断の材料にできれば、

普段の生活の質が良いものになるのではと思います。

 

スポーツをしている人はパフォーマンスが上がる可能性もあるし、

日常生活の中で気付かなかったことも「おっ」と思うことが出てくるかもしれません。