2016.08.03
学内の様子
作業療法士と理学療法士の違いとして、一般的に言われていることの一つとして、作業療法士は上肢のリハビリ、理学療法士は下肢のリハビリを主に行うということがあります。
今回は、作業療法学科・理学療法学科それぞれ特長的な授業から、その上肢(作業療法士)と下肢(理学療法士)の違いについてお伝えしたいと思います。
まずは作業療法学科から。
作業療法学科では、「ハンドセラピー学」という授業があります。この授業では、名前の通り手の外科領域における作業療法について学んでいきます。
授業の前半では、ハンドセラピーの概要、その評価と目的、治療訓練などについて学習を進めていきます。そして、授業の後半では、スプリント(患部の固定・関節の変形予防や矯正などを行うための物)を実際に作製します。
今回作るスプリントの説明
一枚の板をカットしてきます
熱を加えて変形させたりします
完成が近づいてきました
完成!
続いて、理学療法学科です。
理学療法学科では「義肢装具学」で、疾患に対する装具の役割や義肢についての基礎知識や構造などについて、しっかりと学習します。
義肢や装具について理解が深まったら、実際にギプス巻きを行います。
お互いの足にギプスを巻きます
手は石膏まみれになってしまいます
ギプスを外すときは、足を切らないように慎重に・・・
サイズを比較!?
作業療法士と理学療法士は、似たような科目の中でも、学ぶ内容に違いがあるということがお分かりいただけましたでしょうか。
実は、作業療法学科にも義肢装具学はあるのですが、授業時間数が理学療法学科の半分以下とコンパクトになってて、その分ハンドセラピー等について学習します。
今回の記事が、作業療法士と理学療法士で迷っている方のお役にたてればと思います。
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