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作業療法学科昼間部3年生の授業レポート|知識だけはない「人と向き合う」ことを学ぶ

2023.06.19

学内の様子

作業療法学科昼間部3年生の【日常生活活動学演習】という授業の中で、実際に車椅子で生活されている方4名にお越しいただき、学生の演習授業にご協力いただきました!

 

 

 

↑今回ご協力いただいた4名の皆さんと一緒に集合写真。写真左から

 

◎車椅子トラベラーとして世界を旅し、講演活動なども行う車いすYoutuberの三代達也さん

 

◎フォトグラファーであり、車いすの役者としてもドラマなどで活躍している丸山晴生さん

 

◎オリヒメ分身ロボットカフェで働きながら、Youtuberとしても活躍中のカーリーこと五十嵐裕由さん

 

◎パラ卓球の元日本代表選手で、美容やお洒落が大好きという車いすインフルエンサー茶田ゆきみさん

 

 

 

この授業は、2年生のときに学習した【日常生活活動学】での知識をもとに、日常生活活動や生活関連動作の評価、動作方法の指導などを学生自身の体験を通して学習する授業です。

 

 


 

日常生活活動学とは?

 

「日常生活活動学」の授業では、日常生活活動(Activities of Daily Living, ADL)つまり個人が日常生活の中で行う基本的な活動や動作、例えば食事、入浴、着替え、移動などについて学びます。

 

学生は、ADLの評価方法や機能的な活動改善策について学び、クライアントの日常生活への復帰を支援するための技術やスキルを身につけます。

 


 

 

今回の日常生活活動学演習の授業では、作業療法学科昼間部3年生が朝から夕方まで1日を通して、車椅子ユーザーの方々の目線を体験しました。今回は4名の方にお越しいただきましたので、クラスを4つのグループに分けて行います。

 

 

 

 

午前中は、各グループで外出プランを考えて、高田馬場から電車に乗って街に繰り出しました。あるグループは池袋周辺を、別のグループは新大久保へと高田馬場周辺に繰り出し、様々な事を観察したり考えたりしながら、一緒に街を散策していきます。

 

 

 

 

当日は、あいにくの雨ではありましたが、だからこそ水たまりだったり濡れた路面だったり、雨の日ならではの視点でも考える事ができました。

 

 

 

 

また、実際に商業施設や飲食店にも入ってみて、車椅子からの目線だとどう感じるか一緒に向き合い考えました。

 

 

 

 

健常者であれば何気なく当たり前に乗り越える事ができるちょっとした段差や坂道などでも、車椅子目線になってみるととても大変です。これまでの授業でたくさんの事を学んできましたが、そうした事をあらためて気づかされます。

 

 

 

↑池袋チームはナムコナンジャタウンにも行ってみました!三代達也さんの自撮りで一枚!

 

 

 

そして午後は学校に戻って、グループごとにディスカッション。4名の皆様にも輪に加わっていただき、色々とお話しをうかがいながら、今日の気付きを資料にまとめて発表します。

 

 

 

 

 

↑ディスカッションでは、みなさん笑顔で真面目に楽しく意見交換ができました!

 

 

 

患者様の目線で考えるとは?

 

 

 

患者様に寄り添うとは?

 

 

 

知識や技術だけではない「向き合って考える」という、作業療法士を目指すにあたってとても大切な時間となりました。

 

 

 

 

 

 

そして、4名の皆様がとてもフレンドリーに接してくださったので、最初は緊張していた学生たちも段々と打ち解けていき、最後には一緒に記念撮影をさせていただくなど親交を深めさせていただくことができました。

 

 

↑女子力高めの茶田ゆきみさんチーム

 

 

 

↑五十嵐裕由さんと楽しそうなメンズチーム

 

 

↑イケメンな丸山晴生さんチームでは、日リハの柴田先生も一緒に記念撮影!

 

 

三代さんからは、学生たちに向けて「せっかくこうしてご縁ができたのだから、良かったらインスタでつながりましょう!」とまで呼びかけていただきました。

 

 

ご協力くださった、五十嵐さん、茶田さん、丸山さん、三代さん、この場をお借りしてあらためて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!

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