2024.05.22
トピックス
日本リハビリテーション専門学校は、1997年に開校したリハビリテーションの専門職である作業療法士・理学療法士を育成する専門学校です。当校の教育理念が「医療人に必要な態度を涵養し、心豊かな人間性を育み、即戦力となる品格を持った医療人を養成する。」とある通り、患者様の気持ちを考えることができる『心豊かな人間性』のある医療人の育成に力を注いでいます。
それを体現するための取り組みの一つで、作業療法学科では患者様を招聘した授業を行い、患者様の気持ちを考えることができる力を身につけられる授業を行っております。
作業療法学科 昼間部3年生の「日常生活活動学演習」という授業は、病気や障害別の日常生活活動(Activities of Daily Living, ADL)について学びます。
この授業を通し学生は、ADLの評価方法や機能的な活動改善策について学び、クライアントの日常生活への復帰を支援するための技術やスキルを身につけます。
その授業の取り組みの一つでこの度、車いすトラベラーとして活躍されている三代達也さん他3名の車いすユーザーの方々にご協力いただきます。朝から夕方まで、車いすユーザーと学生が一緒に過ごして街歩きをし、車いすユーザーのリアルな目線を体験します。
車いすトラベラーとして活躍されている三代達也さんには、1年生から3年生の授業の一部をご担当いただいております。三代さんの授業を通して、車いすユーザーのリアルな目線を学び、患者様に寄り添える力を養っていきます。
1、2年次「車いすユーザーと一緒に楽しめる企画考案」
学生が、車いすユーザーと一緒に回れる企画を考案し、それに対するフィードバックを受ける授業を行います。
学生が複数グループに分かれ、目的地、移動手段、休憩場所や宿泊先、移動先での体験などの企画を立てます。その企画を、三代達也さん(オンライン参加)にプレゼンテーションし、フィードバックを受けます。車いすユーザー目線から、安心できるポイント・良かった点の評価に加え、気になる点・改善点など細かくアドバイスを頂ける機会となっています。
3年次には「車いすユーザーと一緒に街に出て散策」
1年次、2年次の授業内容を踏まえ、3年次には三代さんをはじめ車いすユーザーの方々と一緒に街に出て散策します。
実際に街の中を一緒に移動し、お店に寄ったり、商業施設へ行ったりし、行動を共にする中で注意すべきところや、危険なところを観察します。
散策から学校へ戻ったあと、観察した結果の気づきをまとめ、クラス内で共有することで患者様の目線で考える力・患者様に寄り添える力を養っていきます。
<授業に関するお問い合わせ先>
日本リハビリテーション専門学校 広報課
℡:03-5954-1165
Mail:nitirihadai2@nitiriha.com
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