2020.12.04
先生より
「袖振り合うも多生の縁 」
大きな円を描いて、ある部分を今生、その他の部分を他生と言います。
より、多くの人たちにご迷惑をかけ、力添えを頂いて今を生きていくわけですが、
今生を生きて出会う人たちは、他生の中で、ご縁があった、お世話になった方々です。
リハビリの仕事をしていると、最後のご挨拶を頂くことが何度かあります。
自分の今生での恩返しができたとは思いませんが、身なりを整えて、丁寧なあいさつを頂く
さみしさと自分のふがいなさを感じる時でもあります。
自分の精一杯がそこにあったのか、もっとできたのではないか、後悔は必ずあり、申し訳なく思う時でもあります。
理学療法士は免許を取ってからも勉強すべきことがたくさんあります。
その理由は、上述の部分もありますし、いざと言う時のために備えているという事でもあります。
日々の研鑽の中で、自分を必要とする人たちに、他生の縁を持った方たち出会う時、
成長している自分を見せられるよう。この仕事大切にして頂きたいと思います。
仕事に愛されて、天職と思えたら、幸せで贅沢な仕事になります。
この今生、社会に一緒に活きましょう。これが自分のリハビリテーションです。
理学療法学科 教員 畠山 敦
グループ校