2021.02.06
先生より
こんにちは。理学療法学科の佐藤です。理学療法士として働いていると、様々な患者様との関わりがあります。
今まで関わった方々は、年齢は0歳~100歳を超える幅広い年代の方々であり、生活の背景や職業などもそれぞれ違います。
理学療法を行うにあたり、対象となる方との意思疎通は欠かせません。
意思疎通というと、発語による言語を用いた手段が一番に思い浮かびますが、必ずしも共通の言語で会話ができるとは限りません。
時には外国籍の方と、自分自身の日常会話にもならない拙い英語で話をしたり、耳が聞こえない方とほんの少しの手話を通してやりとりすることもありました。
また、言葉という手段を用いることもできず、ジェスチャーや表情、接触を通して伝わる感覚だけを頼りにコミュニケーションを図ることもあります。
ただ不思議なことに、始めはなかなかお互いの思いが分かり合えていないと思っていても、関わりが増えていくと徐々に何となく対象の方の考えていることが読み取れるようになり、こちらに対する受け入れが広がっているように感じられます。
これも人対人の仕事だからこそ得られる貴重な感覚であり、理学療法士としての仕事の魅力の1つだと思っています。
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