2021.10.11
学内の様子
先日、理学療法学科夜間部では、「日本Keeogo協会」の皆様に全面的にご協力いただき、移動支援機器「Keeogo」(ロボットスーツ)を実際に学生たちが自ら装着して体験する授業を行いました。
Keeogoとは
カナダで開発され台湾で製造されているロボティック移動支援機器です。keep on going(歩き続けよう)から作られた造語です。
それでは実際にはどんな体験授業だったのか、簡単にレポートしてみたいと思います。
今回は日本Keeogo協会認定トレーナーの方(6名)にお越しいただき、機器の説明や装着体験にご協力いただきました。
まずは「Keeogo」の特徴や他の機器との違いなどについて説明していただいた後、実際に学生たちがKeeogoを装着させていただきます。
ただ装着して歩くというわけではなく、Keeogoがサポートする力を弱くしたり強くしたり変化をさせながら体験してもらいます。
装着した状態でハーフランジ(またはフルランジなど)を行い、その様子をお互いに観察してみると、人によってベストなサポート力が違うという事がわかってきます。
そのようにお互いを評価し合い、そしてそれをグループごとに共有し話し合っていきます。
実際にリハビリテーションの場面では、Keeogoなどの支援機を使うことの目標(ゴール)を設定し、それに向けてどんな課題があり、どのようにリハビリテーションをプログラムしていけばいいかといった事を考えていきます。
近年、リハビリテーションの世界ではロボットスーツが少しずつ身近な存在になってきました。これからのリハビリテーションではさらにその役割が大きくなってくると予想されています。
ロボットスーツと一言で言ってっも様々な種類や役割があり、軽度の移動障がいの方向けのもの、重度の移動障がいのある方向けのものなどがあります。
このような機会を通して、将来臨床現場に出たときには、新しい技術にも対応できる即戦力として活躍できるようになってください。
日本Keeogo協会の皆様、この度はご協力いただきありがとうございました。また次回以降の授業もよろしくお願いいたします。
グループ校