2021.10.15
学内の様子
今年度のAO入試もすでに第5期まで終わり、来年4月の入学予定の方もだんだんと決まってきました。まだ入学までは半年以上の期間がありますが、本校では来年の4月に向けて少しずつ準備を進めてもらうことができるように、入学前の合格後学習会を開催しています。
先日、第1回目の合格後学習会を開催いたしましたので、その時の様子をレポートしたいと思います。
理学療法学科の合格後学習会
それでは、まずは理学療法学科の合格後学習会からレポートします。
今回の内容は「骨」について。一年次に学ぶ解剖学の分野で、医学を学ぶ上での基礎となります。
ヒトの体には約200個もの骨があり、全部の名前を暗記するだけではなく、形や部位の名前、出っ張りや凹み、骨の中の構造など…覚えることはたくさんあります。
この「骨」について学ぶため、4人1グループになり、学生スタッフもサポートしながらバラバラになった骨模型を正しい位置にくるように並べていくワークを行いました。
※こまめにアルコール消毒を行っています
似たような形の骨がいくつかあり、左右どちらにくるのか?どちらが上で、どちらが下にくるのか?教科書では分かりにくいところは先生や学生が解説していきます。
みなさん、最初は緊張した様子でしたが、グループ内でコミュニケーションを取り徐々に和んだ雰囲気になってきました。真剣に取り組みつつも、楽しそうにグループワークを行っていました。
一人ではなかなか覚えるのが大変な勉強も、このように複数人で行うことで「あの時に触ったあの骨だ!」「この骨はこういう特徴があるって皆で確認しあった!」というように思い出しやすくなります。
お越しいただきました皆さま、お疲れ様でした!
作業療法学科の合格後学習会
それでは次に、作業療法学科の合格後学習会の様子です。今回の学習会は精神分野と身体分野の勉強を、2部構成で学びます。
まずは精神分野から。
「心理テスト」を行い、自分自身の行動特性を診断します。
今回行った心理テストでは、心を5つの状態に分類し、そのエネルギー配分をグラフ化することで、その人の性格のクセをとらえるというもの。性格診断テストに回答し、学生スタッフも手伝いながら結果をグラフにします。
作業療法に限らずですが、医療やケアでは特に「どう言ったら相手に伝わるか」がとても重要です。自分や相手の性格のクセを把握し、長所を活かす方法や短所を補う方法を知ることも作業療法の1つです。
続いて身体分野では、グループに分かれて解剖学の基礎である「骨」について学びました。
実際に骨模型を手に取りながら、学生スタッフが骨の名称や位置、数などを説明します。
※こまめにアルコール消毒を行っています
参加者の皆さんはグループ内で相談したり、参考書を見たり、自分で体を触ったりしながら骨を確かめていました。自分たちの体がどうなっているのか、しっかり知るところからスタートです。
「はじめて心理テストをやった」「はじめて骨模型を触った」という参加者の方も多かったと思いますが、今回の学習会で作業療法士への最初の一歩を踏み出しました。
今後も合格後学習会を開催します
今回は、理学療法学科・作業療法学科の第一回合格後学習会の様子をお伝えしました。
ご覧いただいて感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、第一回目となる今回は、理学療法学科・作業療法学科どちらの学科でも共通してとても大切な基礎となる「骨(解剖学)」について、学んでいただきました。
このように、日リハでは合格が決まった皆さんから順番に、一足早く作業療法・理学療法の勉強に触れていただける機会を設けています。
これから合格が決まった皆さんには、順番に今後の合格後学習会の予定をお伝えいたします。本校への合格が決まった方はぜひ合格後学習会に参加して、医療の勉強に触れてみてください。
4月からのクラスメイトと早めに交流もできるので、入学後の学校生活にもなじみやすくなります!
ちなみに、今回学んでいただいた内容は入学後に改めてしっかりと授業を行いますので、参加できなかった皆さんも心配しなくて大丈夫ですよ。
グループ校