2021.11.19
学内の様子
作業療法学科昼間部の保健体育の授業で、先日「ボッチャ」の体験を行いました。その時の様子をレポートします。
担当の深瀬先生は、日体大出身の元ラガーマンというゴリゴリの体育会系出身ですが、実は学生想いのとても優しい先生です。
ボッチャとは「ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います」
東京2020パラリンピックでも、日本代表の”火ノ玉ジャパン”がメダルを獲得し、話題となりました。
ボッチャは障がいのある方、ない方問わず、車椅子の方でも、老若男女誰でも楽しめる球技です。
ボッチャは「しょうがい」スポーツと呼ばれていて、障がいがあっても、生涯にわたって楽しめるスポーツです。
今回の授業では、出席番号順に赤チーム・青チームと順番に割り振り、個人戦もしつつ、赤対青のチームでも競いました。
いざ挑戦してみると、力加減、コントロールが難しく、なかなか思うような所への投球ができないようです。
うまく投球できたときには拍手と喝采が起こり、変な方向へ行ってしまうと、笑いが起こったりと自然と楽しい雰囲気になります。
ただジャックボールに近づけるだけでは無く、相手のボールを近づけさせないよう手前に自分のボールを配置して邪魔をしたり、ジャックボールに当てて移動させたりもできます。
残りのボールの数も踏まえて、戦略的に投球する事が求められます。よーく考えるととても頭を使う奥深い競技です。
全員戦い終わった結果…赤チームの勝ち!
次に、車椅子でも対戦しました。
先ほどとは目線も違えば、身体の使い方も違います。
車椅子に乗りながら位置の微調整や、座ったまま腕だけでの投球がおもうようにいかず、なかなか難しいようです。
狙いを定めても、ひじ掛けにぶつかってしまいあらぬ方向へ・・・
車椅子での戦いも、赤チームが勝ちました!!
作業療法では、ボッチャのようなスポーツや、遊びなども治療の一環として行われます。
楽しみながらリハビリができるので、身体だけではなく心も元気になれます。
さて、次の保健体育では何をするのでしょうか!?深瀬先生の楽しい授業はまだまだ続きます。
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