ストレッチから学ぶ身体の仕組み~理学療法学科昼間部の入学前勉強会(合格後学習会)

先日、2022年4月に理学療法学科へ入学予定の皆様にご参加いただき、合格後学習会を開催しました。

 

 

今回は、昼間部と夜間部に分かれての学習会となりました。このレポートでは昼間部の学習会をご紹介します!

 

 

今回のテーマは、

「ストレッチから学ぶ身体の仕組み」

です。

 

 

 

5~6人のグループに分かれ、まずは立位体前屈(立って行う前屈)で台から指先までの長さを測定します。

 

 

 

 

台を超えて指先が届く人もいれば、台まであと少し…という人も。
在校生や他の参加者から「がんばれ!」と応援されながら、懸命に前屈します。

 

 

 

 

 

次に、高瀬先生が正しいストレッチ姿勢と正しくないストレッチ姿勢の両方を実演。

 

 

 

 

みんなで正しいストレッチの姿勢を実践します。

 

 

 

 

 

 

 

そして在校生が骨格標本を使って「なぜ正しいストレッチの姿勢なのか」「なぜ正しくないストレッチの姿勢なのか」身体の仕組みを解説しました。

 

 

 

 

実はこの「在校生の解説」も大きなポイントです。

 

 

 

理学療法士にとって、患者様へ身体について説明することは重要な仕事です。専門家として、わかりやすく相手に伝えることも4年間の勉強の1つと言えます。

 

 

 

合格後学習会は入学予定者の方々の学習会ですが、在校生にとっても学びの場になっています。

 

 

 

 

 

入学予定の皆さんも、先輩たちと同じように4年後にはわかりやすく相手に伝える専門家になっていることでしょう。

 

 

 

 

正しいストレッチと身体の仕組みを学んだ後は、最後にもう1度、立位体前屈で測定。

 

 

実際にストレッチによって身体が柔らかくなったのか確認します。

 

 

ストレッチ前よりも指先が更に下までいくはず!在校生も、参加者の方に測定してもらい立位体前屈に挑戦していました。果たして結果は…

 

 

 

人によってさまざまな結果になったようですが、実際に自分の身体を動かしたことで、しっかり身体の仕組みを体感する機会となりました。

 

 

 

医療の勉強は膨大ですが、身体を使ったり、友達と勉強をしたりしながら1つひとつ学んでいけば、必ず身につきます。今回の学習会のように、これから皆で頑張って勉強していきましょう。

 

 

参加者の皆様、マスク着用とアルコール消毒にご協力頂きまして、ありがとうございました!

作業療法学科昼間部授業レポート「保健体育」~歴史や文化に触れるウォークラリー

今回は作業療法学科1年生の保健体育の授業で2週に渡り実施した「ウォークラリー」をレポートします!

 

 

ウォークラリーとは、複数人でグループを作り、皆で歩きながら問題を解決してゴールを目指すレクリエーションゲームです。リハビリの一環としても行われています。

 

 

グループ決めからレクリエーションは始まっています

 

 

スタートとゴールは、日リハ本校舎。5~6人でグループを作り、高田馬場周辺の地図に書かれたチェックポイントへ行き、課題をこなし、本校舎まで戻ってきます。

 

 

第1弾の課題は5つのチェックポイントで写真を撮ってくること!担当の深瀬先生が最終ジャッジをします。

 

 

まことちゃんポストの前で「グワシ」

 

 

キャラクターと同じポーズで写真

 

 

各場所での特徴的なものを撮ったり、壁画と同じポーズをしたり、有名な歌のモデルになった橋の名前を探したりしました。

 

 

葉がきれいに色づいてきた甘泉園公園

 

 

無事の帰還にホッとした深瀬先生と学生

 

 


 

 

そして翌週、第2弾は「雑司ヶ谷の秋の七福神巡り」。

 

 

配られた色紙に、雑司ヶ谷七福神の御朱印をすべて押してくることが課題です。レトロな情緒残る雑司ヶ谷の紅葉を楽しみながら、寺社をめぐりました。

 

 

雑司ヶ谷の秋を感じます

 

 

地図を見ながらひたすら七福神探し

 

 

 

反対方向に行ってしまったり、ちょっと休憩したり、グループで話し合いながら進みます。

 

 

 

今まであまりグループを組んだことがなかったクラスメイトとも、最初は少しぎこちない様子もありましたが、最後は協力して一緒に御朱印を集めました。

 

 

 

課題の御朱印は忘れずに

 

 

寺社の前で記念撮影

 

 

作業療法士と患者様も、スタートはみんな初対面。そこからどのようにコミュニケーションを重ねるのか、信頼関係を築いていくのか、考えるのも作業療法士として重要な仕事の1つです。

 

 

 

 

2週に渡ってのウォークラリーは、生徒からは「周辺を初めてこんなに歩いた!」との感想もあり、高田馬場周辺の歴史や文化に触れる機会にもなったようです。

 

 

今年は水輪祭やスポーツ大会は実施できませんでしたが、これから4年間学ぶ場所をともに頑張る仲間とめぐった経験は、これからの学校生活でも活きるはずです。

 

 

皆さん、お疲れ様でした!

作業療法学科昼間部授業レポート「保健体育」~ボッチャ体験から学ぶこと

作業療法学科昼間部の保健体育の授業で、先日「ボッチャ」の体験を行いました。その時の様子をレポートします。

 

 

 

担当の深瀬先生は、日体大出身の元ラガーマンというゴリゴリの体育会系出身ですが、実は学生想いのとても優しい先生です。

 

 

 

 

ボッチャとは「ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います」

参照:一般社団法人 日本ボッチャ協ホームページ

 

 

 

東京2020パラリンピックでも、日本代表の”火ノ玉ジャパン”がメダルを獲得し、話題となりました。

 

 

 

ボッチャは障がいのある方、ない方問わず、車椅子の方でも、老若男女誰でも楽しめる球技です。

 

 

ボッチャは「しょうがい」スポーツと呼ばれていて、障がいがあっても、生涯にわたって楽しめるスポーツです。

 

 

 

今回の授業では、出席番号順に赤チーム・青チームと順番に割り振り、個人戦もしつつ、赤対青のチームでも競いました。

 

 

 

 

いざ挑戦してみると、力加減、コントロールが難しく、なかなか思うような所への投球ができないようです。

 

 

 

 

うまく投球できたときには拍手と喝采が起こり、変な方向へ行ってしまうと、笑いが起こったりと自然と楽しい雰囲気になります。

 

 

 

 

ただジャックボールに近づけるだけでは無く、相手のボールを近づけさせないよう手前に自分のボールを配置して邪魔をしたり、ジャックボールに当てて移動させたりもできます。

 

 

 

残りのボールの数も踏まえて、戦略的に投球する事が求められます。よーく考えるととても頭を使う奥深い競技です。

 

 

 

全員戦い終わった結果…赤チームの勝ち!

 

 

 

次に、車椅子でも対戦しました。

 

 

 

 

先ほどとは目線も違えば、身体の使い方も違います。

 

 

車椅子に乗りながら位置の微調整や、座ったまま腕だけでの投球がおもうようにいかず、なかなか難しいようです。

 

 

 

狙いを定めても、ひじ掛けにぶつかってしまいあらぬ方向へ・・・

 

 

 

 

車椅子での戦いも、赤チームが勝ちました!!

 

 

 

作業療法では、ボッチャのようなスポーツや、遊びなども治療の一環として行われます。

 

 

 

楽しみながらリハビリができるので、身体だけではなく心も元気になれます。

 

 

 

さて、次の保健体育では何をするのでしょうか!?深瀬先生の楽しい授業はまだまだ続きます。