補装具体験&インソール体験

2021年の4月に理学療法学科に入学予定の皆様にご参加いただき、合格後学習会を開催しました。

 

 

 

 

 

 

今回のテーマは「補装具体験&インソール体験

 

 

車椅子、杖、補装具を実際に使用する授業、靴にインソールを装着することで歩行にどのような影響が出るのか、身体を動かし、原因を推測する体験授業です。

 

 

 

 

【3つの補装具体験】

 

 

 

日リハ生が車椅子、杖、装具の使い方、種類、特徴などを説明し、実際に参加者の皆さんにも体験してもらいました。

 

 

 

その1:車椅子

 

 

 

2人ペアになって、介助者と使用者の両方を体験し、自分で操作もしました。
段差を乗り越えたり、狭い場所での回転はなかなか大変でした。

 

 

 

 

 

 

介助者の「動きます、止まります」という声掛けが、使用者からするととても安心することも体験してもらいました。

 

 

 

その2:杖

 

 

 

杖にはいくつか種類があり、それぞれ試しました。

 

 

 

 

 

 

よく見かける一本杖や、安定して使用できる4点杖、腕に力が入りにくい方でも使用しやすいロフストランドクラッチなどがありました。

 

 

 

杖の正しい高さ調整の方法、使い方も学んでいただきました。

 

 

 

その3:装具

 

 

 

装具には、軽いものから、硬くて重い頑丈なものまであります。

 

 

 

 

装具の作成や調整は義肢装具士が行いますが、理学療法士や作業療法士も関わって患者様の体に合うように調整します。

 

 

 

 

【インソール体験】

 

 

 

2人1組で、お互いの脚の形や歩き方から「正常、O脚、X脚、XO脚」いずれかをチェックし、土踏まずの高低を確認しました。

 

 

 

 

 

 

その結果をもとに、医療用のインソールを適切な箇所に装着する体験をしました。

 

 

 

傾きや、歩行に違和感がある場合には、インソールの調整→歩行の確認、調整→歩行の確認…を繰り返します。

 

 

 

日リハ生も一緒に、歩行を見て、インソールの装着位置を考えます。

 

 

 

 

 

 

実際の医療現場では、筋力が弱い方が歩きやすくなるようにインソールを装着・調整したり、筋肉が偏っている方には、バランスが取れた歩行になるように使用したりします。

 

 

 

第2回の合格後学習会は、とても盛りだくさんな内容でした。

 

 

 

皆さん、最初は緊張した面持ちでしたが、楽しんでいただけたようで帰るころには笑顔が見られたのでよかったです!

 

第3回、第4回とありますので、またのお越しをお待ちしております。

 

※ご参加頂いた皆様、検温とアルコール消毒にご協力いただきありがとうございました。

今年の国家試験対策

11月も後半になり、国家試験本番(2022年2月21日)までのカウントダウンが始まりました。

 

 

 

 

 

 

感染症拡大がなかなかおさまらない中ではありますが、国家試験は着々と迫ってきますので、本番に向けた国家試験対策もますます濃密になっています。

 

 

 

例年であれば、4年生が一堂に会して実施していた「外部講師をお招きした国家試験集中講義」を、今年はZoomを利用して教室を分散させながら実施しています。

 

 

 

 

 

 

今年は感染症拡大の影響ではじめての試みも多く、学生の皆さんにはご不便をおかけしてしまっているところもありますが、先生たちは全員が国家試験に合格できるように、最大限のバックアップをしています。

 

 

 

ぜひ、残りの期間、悔いが残る事の無いように頑張ってください!

 

 

 

現役の作業療法士から学ぶ~TAS~

日リハの即戦力教育の取り組みの一つに、卒業生に協力していただく演習授業「Teaching Asystant System」があります。先日、作業療法学科夜間部3年生がその「TAS」を実施しました。

 

 

※動画は少しぼかしています

 

 

今年は感染症の影響もあり、なかなか思うように実技演習が実施できない部分はありましたが、そんな中でも必要な対策をとりながらできる限りの実技演習を行ってきました。

 

 

そして、卒業生に協力していただいて実施する「TAS」は、これまで授業で学んできたことが身についているかどうかを確認する機会にもなります。

 

 

 

 

感染対策も考慮して、お越しいただいた卒業生の人数は例年より少なめですが、それでも仕事終わりでお疲れのところ、こうしてわざわざ「後輩のために」と集まってくれるのは、とても嬉しい事です。

 

 

 

 

学生は3名前後でグループを作り、グループごとに卒業生が入っています。今回演習授業を実施したクラスは、作業療法学科夜間部3年生で、もうすぐはじめての長期実習(評価実習)に臨みます。

 

 

 

 

 

もちろん、卒業生の皆さんは臨床現場で現役の作業療法士として働いていますので、学生に対するフィードバックでも現場目線。実技指導をしっかり行うだけではなく、患者様への声のかけ方などの接し方についてもアドバイスをしてくれています。

 

 

 

 

私たちの教育理念は「即戦力として活躍できる人間性豊かな作業療法士・理学療法士の育成」です。

 

 

その為には外部で実施する臨床実習の時間も大切ですが、その臨床実習をより充実させるためには学内での演習授業がとても重要になります。

 

 

こうした機会を通して、少しでも多くの経験を積み、より充実した臨床実習に臨めるように準備を進めていってください。