学びはとめない

今回の緊急事態宣言では、1回目の緊急事態宣言時とは異なり、学校教育に関しては一斉休校とはせずに、オンライン授業の対応も行いながら、なるべく対面授業を継続するようにと指導されています。

 

 

 

科目によってオンラインで対応できる授業もありますので、その場合はZOOMなどを使って実施しています。

 

 

 

 

 

 

一部、実技の授業など対面でも授業を継続しておりますが、これまで以上に感染予防に取り組み、定期的な換気、マスク・手袋の着用、アルコール消毒など徹底して努めています。

 

 

 

 

 

 

作業療法学科昼間部では、身体障害分野の授業で、実技授業を対面で行っていましたが、この授業では、先生が2名入って学生の皆さんをフォローしていました。

 

 

 

 

 

 

コロナ渦で制限は何かと多いですが、学生のみなさんの学びは止めずに、着実に前に進んでいきましょう。

 

 

 

 

 

いろんな姿勢を共通の言葉で表現しよう

来年4月に作業療法学科に入学予定の方にご参加いただき、合格後学習会を行いました。

 

 

 

 

 

 

まず初めに、前後左右の人たちと「積み木自己紹介」をしました。

 

 

 

【積み木自己紹介とは】

1:複数人でグループを作成
2:じゃんけんで順番を決め、1番の人は普通に自己紹介 例:「〇〇です」
3:2番目の人は、最初の人の名前を言ってから自己紹介 例:「〇〇さんの隣の、××です」
4:3番目の人は、1番目と2番目の人の名前を言ってから自己紹介 例:「〇〇さんの隣の、××さんの隣の、△△です」

 

 

 

少しやり方を変えるだけで、皆さん楽しく自己紹介をしていました。

 

 

 

続きまして、本日の本題「運動学」について学びました。

 

 

 

今回の学習会での目標は、医療の専門用語を学び「共通の言葉で運動を表現しよう」です。

 

 

 

人間の関節は、肩関節、手関節、膝関節、足関節・・・など多数あります。

 

 

 

関節の部位によって、動かせる方向(運動方向)があり、「外転(外側に転がる)、屈曲(折れ曲がる)、内旋(内側にまわる)、回内(掌が内側にまわる)・・・」など、動きには名前がついています。

 

 

 

 

 

 

関節の名前と、動きの名前を組み合わせ、各関節がどんな運動をしたか、どんな位置にあるかを示すことにより、色々な姿勢を伝えることが出来ます。

 

 

 

日リハの学生がお手本を見せてくれました。

 

 

 

先生から「両肩関節外転90° 前腕回内位 頸部右回旋位 右股関節外転外旋 左股関節右膝90°屈曲位となるまで外転」と指示されたらこのような姿勢になります。

 

 

 

 

 

実際に、皆さんにも取り組んでもらいました。

 

 

 

グループを作り、運動を指示する側と、指示を受けて姿勢をとる側に分かれます。

 

 

 

姿勢をとる側には見られないよう、指示する側はお題で出た画像の姿勢を確認して、指示を出し合いました。

 

 

 

 

 

 

お題で出された画像はご紹介できませんが、モデルさんがとっている特徴的な姿勢や、コミカルで面白い姿勢などです。

 

 

 

慣れない言葉で、色々な姿勢になるように指示を出すのは大変そうでした。

 

 

 

それでも、グループの皆さんで話し合い、正しい運動の指示を出しながら、お題の姿勢まで近づけていきました。

 

 

 

 

 

最後には、いたるところで笑い声が聞こえてきました。

 

 

 

皆さん、身体を動かしながら、すごく楽しそうに学んでいました。

 

 

 

これからの勉強で使われる専門用語の数は膨大です。

 

 

 

身体を使ったり、友達と勉強をしたりしながら1つ1つ学んでいけば、必ず身につきます。

 

 

 

今回の学習会のように、これから皆で頑張って勉強していきましょう。

 

 

 

※参加者の皆様、マスク着用とアルコール消毒にご協力頂きまして、ありがとうございました。

補装具体験&インソール体験

2021年の4月に理学療法学科に入学予定の皆様にご参加いただき、合格後学習会を開催しました。

 

 

 

 

 

 

今回のテーマは「補装具体験&インソール体験

 

 

車椅子、杖、補装具を実際に使用する授業、靴にインソールを装着することで歩行にどのような影響が出るのか、身体を動かし、原因を推測する体験授業です。

 

 

 

 

【3つの補装具体験】

 

 

 

日リハ生が車椅子、杖、装具の使い方、種類、特徴などを説明し、実際に参加者の皆さんにも体験してもらいました。

 

 

 

その1:車椅子

 

 

 

2人ペアになって、介助者と使用者の両方を体験し、自分で操作もしました。
段差を乗り越えたり、狭い場所での回転はなかなか大変でした。

 

 

 

 

 

 

介助者の「動きます、止まります」という声掛けが、使用者からするととても安心することも体験してもらいました。

 

 

 

その2:杖

 

 

 

杖にはいくつか種類があり、それぞれ試しました。

 

 

 

 

 

 

よく見かける一本杖や、安定して使用できる4点杖、腕に力が入りにくい方でも使用しやすいロフストランドクラッチなどがありました。

 

 

 

杖の正しい高さ調整の方法、使い方も学んでいただきました。

 

 

 

その3:装具

 

 

 

装具には、軽いものから、硬くて重い頑丈なものまであります。

 

 

 

 

装具の作成や調整は義肢装具士が行いますが、理学療法士や作業療法士も関わって患者様の体に合うように調整します。

 

 

 

 

【インソール体験】

 

 

 

2人1組で、お互いの脚の形や歩き方から「正常、O脚、X脚、XO脚」いずれかをチェックし、土踏まずの高低を確認しました。

 

 

 

 

 

 

その結果をもとに、医療用のインソールを適切な箇所に装着する体験をしました。

 

 

 

傾きや、歩行に違和感がある場合には、インソールの調整→歩行の確認、調整→歩行の確認…を繰り返します。

 

 

 

日リハ生も一緒に、歩行を見て、インソールの装着位置を考えます。

 

 

 

 

 

 

実際の医療現場では、筋力が弱い方が歩きやすくなるようにインソールを装着・調整したり、筋肉が偏っている方には、バランスが取れた歩行になるように使用したりします。

 

 

 

第2回の合格後学習会は、とても盛りだくさんな内容でした。

 

 

 

皆さん、最初は緊張した面持ちでしたが、楽しんでいただけたようで帰るころには笑顔が見られたのでよかったです!

 

第3回、第4回とありますので、またのお越しをお待ちしております。

 

※ご参加頂いた皆様、検温とアルコール消毒にご協力いただきありがとうございました。