まずは、ここから~1年次の早期に病院を見学する「EEP」

日リハの特徴の一つに、1年次の早期から病院を見学する「EEP」があります。まずは実際に理学療法士・作業療法士が働いている現場を見て、将来の自分をイメージし、これから4年間の学習へのモチベーションを高めてもらうための取り組みの一つです。

 

 

先日、今年度入学した1年生が、千葉県船橋市立リハビリテーション病院と埼玉県所沢市にある国立リハビリテーションセンターに見学実習に行って来ました。

 

 

どちらも、現在の最先端を行くリハビリテーション病院ですので、最新の設備があることはもちろんの事、他ではなかなかできないような取り組みも積極的に取り入れています。

 

 

船橋市立リハビリテーション病院の見学は、理事長である石川先生にもご講演いただきました。石川先生は日リハの卒業式でも祝辞を述べていただくなど、日リハ開校当初から今に至るまで、ずっと日リハの教育を支えていただいています。

 

 

 

 

 

 

日リハの校長先生は代々、国立リハビリテーションセンターの院長やセンター長が務めています。そのような関係もあって、このような早期の見学実習を受け入れていただくことができるのです。

 

 

 

 

 

 

学生たちは、病院の先生方からの説明や実際に理学療法士・作業療法士が働くシーンを通して、患者様に対してどのように接しているかを目の当たりにすることで、医療人としての必要なマナーや接遇を始め、とても多くのことを学んだことと思います。

 

 

 

 

 

 

この経験を大切にして、これからの勉強に役立ててください!

最終目標は国家試験の合格!卒業生による心温まるサポート

新年度も開始から1か月がたち、新入学の学生さんもようやく学校生活に慣れてきたように思います。4年間のスタートですので、目標に向かっていいスタートを切っていただければと思います。

 

 

さて、入学がスタートであるとしたら、学生生活のゴールは卒業ということになります。しかし本校は、医療職養成の専門学校ですので、ただ単位を取って卒業するのではなく、資格を取って卒業することが目標となります。

 

 

 

 

そのためには4年次の最後に国家試験を受験しなくてはなりません。学校の対策や学生さんたちの頑張りで、幸いにも今年は100%近い合格率(昼間部は100%/夜間部は約96%)をあげることができました。理学療法士・作業療法士の合格率の全国平均は80~90%です。

 

 

そのように聞くと、かなり高い合格率で、なにやら簡単に合格できそうな気がするかもしれませんが、決してそうではありません。

 

 

受験に先立って、3~4年間の学校での勉強があり、病院や施設など臨床での実習があり、卒業相当と認められた学生さんたちが、受験勉強をしてその結果の合格率なのです。

 

 

資格取得のための実力は一朝一夕でつくものではありません。日頃の学校生活のなかで養われていくものなのです。

 

 

とはいえ、いくら勉強していても、国家試験当日は緊張するもの。勉強した知識を忘れないように、受験票や必要な物品を忘れないように、いろいろ気を使ってしまい、ほかのことには手が回らない、という人も多いようです。

 

 

学校の同窓会では以前から、昨年受験した卒業生が受験生のために昼食を差し入れ、応援をする活動をしてくれています。今年も2月末の日曜日にわざわざ手配して持ってきてくれました。

 

 

 

 

 

卒業生の皆さん、ありがとうございました。

 

 

作業療法学科夜間部 河邊