今年度の新任の先生、作業療法学科の田中先生を紹介します。
田中 克一 先生
専門分野:老年期分野
主な担当教科:日常生活活動学・地域作業療法学
Q1:趣味や特技は何ですか?
海に入る事、野菜づくり、愛犬の散歩です。愛犬は少年院の矯正プログラムで働いていました。我家に来てからは、そこで学んだことを全て忘れてしまった、ちょっと残念な、だけどとても可愛いやつです。
Q2:作業療法士を目指したきっかけを教えていただけますか?
介護の仕事をしているときに作業療法の存在を知り「これだ!」と思いました。
運命ですね。
Q3:作業療法士という仕事の魅力はどんなところですか?
人の健康や幸福に寄与する事ができ、多くの人に感謝して頂けるところです。それとこの業界は良い人が多い。
Q4:学生を指導する上で心がけていることや学生に伝えたいことはありますか?
学生が具体的なイメージを持っていただく事ができるように授業を進めたいと思っています。
また、日リハで学ぶことを支えて頂いているご両親・ご家族への感謝を忘れず、教員や学友、患者さん等から多くを学び、充実した学生生活を送って頂きたいなと思います。
Q5:作業療法士を目指す皆さんにメッセージをお願いします!
人の健康や幸福に寄与できる、とてもやりがいのある仕事です。AI(人工知能)がどんなに発展してもなくならない仕事の一つといわれています。興味のある方は是非いらしてください。
最後に、田中先生は日リハの卒業生で、昨年度まで臨床現場で作業療法士として活躍されていましたが、ちょっとしたエピソードがあるので紹介します。
以前、ある病気の方のリハビリテーションを田中先生が担当していました。田中先生はその優しいお人柄もあり、患者様だけでなく、ご家族の方にとても信頼していただいていていました。
ある日、そのお子さんが「作業療法士を目指したい」と言った時、田中先生の出身校である日リハへの進学を勧めてくれて、晴れて今年新入生として作業療法学科夜間部へ入学されました。
そして、時を同じくして、今年から日リハ作業療法学科夜間部の教員となった田中先生。
以前、病院でリハビリテーションを担当していた患者様のご家族の方が本校のホームページ(教員紹介)をご覧になったとき、「田中先生が日リハの先生になってる!」と大変驚かれたのと同時に、喜んでくれたんだそうです。
いくつかの偶然が重なって、田中先生から直接指導を受けることになった患者様のご家族のお子さんですが、きっとこれは運命に導かれた必然だったのでしょう。