理学療法士・作業療法士を目指す人のための自己PRの書き方3つのポイントと注意点

「自己PR書を添付してください」

理学療法士・作業療法士の養成校への受験を考えたとき、必要書類の中に「自己PR書」が含まれていることがあります。ただ、高校生の皆さんは「自己PR書」を作成するのがはじめてというケースも多く、そもそも「自己PR書」って何?と思う方もいるかもしれません。

そこでこの記事では、基本的に「自己PRとは何か」と「自己PRの書き方」、そして「自己PRを書く上で気を付ける事」ついてまとめました。

 

そもそも自己PRってどういうもの?

まず自己PRについて考えてみます。自己PRとは、自分の強みや意欲などを具体的なエピソードを交えてアピールすることです。

「強み」とは、部活動や取得資格などの実績、性格・人間性の面での長所、得意なことなど。ボランティア活動など継続的に取り組んでいる課外活動、努力して短所や苦手なことを克服した経験もアピール材料になります。

自由に自己PRしてOKの場合もあれば、

「どんな理学療法士になりたいですか?」

「作業療法士を目指すに至った理由を書いてください。」

などのようにテーマが指定されている場合もあります。また、単に強みを伝えるだけでなく、学校が求める人物像(アドミッション・ポリシー)に合致していることを伝える目的も持っています。

分量は150~200字程度でOKの場合もあれば、記入欄がA4のシート1枚に及ぶ場合も。自己PRを求める入試は受験生の人物面を重視する入試方法なので、自己PRの重要度は高いです。書類選考でも重視されるほか、面接でも自己PRをもとに質問がされるので、選考全般にわたって影響すると考えていいでしょう。

その他の推薦入試でも、面接の材料になるのは同様。また、自己PRをそれほど重視していない学校でも、あまりに内容が薄いとやる気がない印象を与えてしまう危険があるので油断はしないようにしっかり準備して臨みましょう。

自己PRの書き方3つのポイント

何を書いていいのか思い浮かばない…。書いてみたけど内容がイマイチ…。大丈夫、ちゃんとコツがあります。以下のポイントを押さえて自己PRを書いてみましょう!

Point1 アドミッションポリシーを確認しよう!

学校にはそれぞれ、求める人物像(アドミッションポリシー)が提示されています。自己PRの内容は、学校が求める人物像と合致することが求められるので、まずは志望校のアドミッション・ポリシーをしっかり読み込んでみましょう。

理学療法士・作業療法士を目指す学校では、「リハビリテーションに対する興味や熱意」「高齢者や障がい者に対しての理解」などがあげられている場合もあります。その場合は「リハビリテーションに対して興味を持ったきっかけは~」「高齢者との関わりは、祖父母との~」というように、自己PRの中でエピソードとして触れられると良いでしょう。

Point2 自分の長所を書き出し、更に掘り下げてみよう!

自分の長所をたくさん書き出してみましょう。保護者や友人に聞いてみてもいいかもしれません。この段階ではそこまで自信がない項目も含めて、どんどん書き出すことが大切です。「リーダーシップがある」「協調性がある」「粘り強い」「友達が多い」「よくお年寄りに席を譲る」「嘘はつかない」「度胸がある」「人を笑わせるのが得意」などなど、なんでもOKです。

次に、この長所を掘り下げて自己PRにしてみます。そのまま書くとみんなが書きそうなありふれたものでも、長所を掘り下げてあなたらしい言葉で表現してみましょう。例えば、「明るく元気」の中には「物怖じせず自分から働きかけることができるので、将来はいろんな職種の人と相談しながら働いていくのが理想」などと繋げると良いです。

Point3 長所の理由となるエピソードを追加して説得力を高める

強みがある程度絞り込めたら、「その長所を象徴するエピソードは何か」を加え、更に説得力をもたせましょう。これが自己PRの軸になります。Point1の、目指した理由などと合致するとさらに良いでしょう。その強みの先につながる部分(進学後の勉強や職業など)を考えることが大切です。

自分の強みを象徴するエピソードがなかなか思い浮かばないこともあります。そんなときは視点を変えて自分の高校生活を最初から振り返ってみましょう。恐らく何の進歩も成長もしていないという人はいないはず。「いつから数学が苦手じゃなくなったんだっけ?」「2年になって友達増えたよなぁ」と振り返っているうちに、自分が成長したきっかけや考え方が変わったできごとなどを書き出していきましょう。

「物怖じせず働きかけられるようになったのは、2年生になって部活の後輩ができ、チームのために自分から話しかけていくことが大切だと気付いたからです。」など、Point2の長所に書き加えていきましょう。

自己PRを書く上で気を付けることとは?

自己PRを書き終わったら、改めて志望理由書と付け合わせて確認をしましょう。

なかには、先生に繰り返し添削してもらった志望理由書は内容も表現もしっかりしているのに、自己PRは内容も緩く、表現も幼くて同じ人が書いたように見えないというケースもあります。こうなると、志望理由書も「本当に自分の力で書いたのかな?」と疑問をもたれてしまうのでマイナスです。志望理由書と自己PRは内容的な関連性も深い

ので、両方を読んで、

「自分の強みは○○だ」

「○○を生かして将来はこんな仕事をしたい」

「そのためにこの学校でこんなことを学びたい!」

といったストーリーが浮かび上がってくるようにしましょう。

自己PRは、学校にあなたという人をわかってもらうチャンスです!しっかりと自分と合った学校選びをするためにも、学校側のアドミッションポリシーとあなた自身の経験とを照らし合わせて考えてみてください。

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専門学校や大学のオープンキャンパスに参加する時の服装に決まりはありますか?

専門学校や大学のオープンキャンパスに参加しようと思った時、どんな服装で参加すればいいのか迷う事もあるかもしれません。

結論から言いますと、どんな服装でも大丈夫ですが、そうは言っても気を付けた方がいい事もありますので、この記事ではオープンキャンパスに参加する時の服装の注意点についてまとめておきます。

私服でOKとは言っても、高校生は制服が安心

オープンキャンパスに参加する時の服装に決まりがある学校というのは、ほとんどありません。

これは専門学校でも大学でも基本的には同じと考えて頂いて大丈夫です。

しかしだからと言って、本当に自分が好きなどんな服を着て行っても良いかというと、そうとも限りません。

自分が進みたい分野によって違いはありますが、あまりにも派手すぎる服装など、極端な服装は止めておいた方が無難です。

こうした服装の趣向や感覚は個人個人で違いがある為、「自分ではおとなしい服装だと思っていたのに、オープンキャンパスに参加したら周りから一人だけ浮いてしまった」という事が起きてしまいかねません。

そう考えると、学校に制服がある高校生の方は、とりあえずは制服で参加しておく方が安心できるのではないでしょうか。

制服が無い高校の場合は私服でオープンキャンパスに参加することになりますが、赤やピンク・蛍光色などの目立つ強い色の洋服をさけて、落ち着いた色合いにしておくことをお勧めします。

 

制服で参加しない方が良いケースも

一方で、制服では参加しない方がいい事が在ります。例えば体験授業です。

体験授業に参加する時などは、制服がスカートの場合、体験をする時に支障が出てしまうケースが在ります。

特に理学療法士・作業療法士の体験授業などの場合、関節の曲げ伸ばし、ストレッチ、車いす等々、体を動かすような体験授業が多くなります。そういった分野の学校の体験授業に参加する場合には、逆に制服は避けて、動きやすい服装で参加した方が良いでしょう。

 

大人は落ち着いた服装で

それでは、社会人やフリーター、大学生など制服が無い大人の場合はどうでしょうか。

大人の方がオープンキャンパスに参加する際には私服で参加する事になりますが、上記に挙げた高校生の場合と同じように、目立つ強い色の洋服をさけて、落ち着いた色合いにしておくことをお勧めします。

普段スーツで仕事をしている社会人の方が参加する場合でも、オープンキャンパスにはスーツで参加する必要はありません。むしろスーツで参加すると目立ってしまう場合がありますので、仕事帰りに参加する場合はネクタイを外して、あまり構えずに参加してみてはいかがでしょうか。

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理学療法士・作業療法士の学校選び!オープンキャンパスに参加する5つのメリットと気を付ける事

理学療法士や作業療法士を目指す高校生にとって、オープンキャンパスは進路選択の重要な一歩です。実際にキャンパスを訪れることで、教育方針や特徴、カリキュラムのなどについて知るだけでなく、在校生の様子から学校の雰囲気を自分の肌で感じることができる貴重な機会です。

この記事では、オープンキャンパスのメリットや注意点、参加することの重要性について詳しく解説します。さまざまなオープンキャンパスを体験することで、自分に合った学校選びをしましょう。

-目次-

オープンキャンパスに行ってみよう!

理学療法士・作業療法士を目指す高校生の皆さん、行きたい学校を絞り込んだら、実際に学校に行ってみましょう!

百聞は一見に如かずと言います。進路選択のカギは、参加してみること!「まだこの学校に行くか決めていないし…」という人こそ、ぜひ参加してみてください。1つでも多く学校を見ておくと、そこで感じたことや聞いたことを基準に進路を検討していくことができます。学校のホームページを見るときも、学校に実際に行ってみた前と後とでは違う感じ方をするはずです。

また、学校によっていろんな種類のオープンキャンパスを開催しています。平日夜に短い時間でやっている・入試についてわかる・在校生と話せる…などなど。授業を実際に見学できるオープンキャンパスもあります。理学療法士・作業療法士を目指す上で、先生や学生の熱意に触れることはとても刺激になると思いますよ。

ですが、どのイベントに行くべきかはそこまで深く考える必要はありません。実際に学校に行くと雰囲気や特徴がわかるものなので、どんなオープンキャンパスでも大丈夫。当日開講しているものに、ふらりと参加してみるくらいの感じでもいいくらいです。

説明を聞いているときに「へえ~、面白い!」「なんだかワクワクしてきた」「ちょっと気になる」というワードや言葉があれば、メモをしておきましょう。その場で質問を受付ていることも多いので、疑問を先生にぶつけるのもいいかもしれません。まずは参加してみて、自分がどの学校に行きたいのか考え始めるきっかけにしましょう!

オープンキャンパスに参加する5つのメリット!

オープンキャンパスは、参加してみたら実感できるメリットがたくさんあります!理学療法士や作業療法士を目指すなら、自分に合った学校をオープンキャンパスで見つけましょう!

Point1 パンフレット以上の情報がわかる!

パンフレットには書ききれなかった、カリキュラム詳細や国家試験対策の内容などを詳しく教えてもらえます。スポーツ大会や文化祭など、楽しいイベントを催している学校であればそういったことも話してもらえます。入試についても、募集要項には書いていない最新の情報も入手できます! 入試問題の解説やサンプル問題を配布してくれる学校もあるので活用しましょう!「国家試験合格率がこんなに高いのはどうして?」「自分に合った入試方法はある?」など、疑問に感じることがあれば積極的に質問しに行きましょう。

Point2 学校の雰囲気がわかる!

パンフレットだけではわからないことの一つに「学校の雰囲気」があります。オープンキャンパスに行くと、在校生がスタッフとして参加している学校があるので、その在校生の様子を見たり直接お話ししたりして、学校の雰囲気を実際に感じてみましょう。

また、実際の授業が見学できれば、クラスの雰囲気を感じることができますし、体験授業であれば、実際の理学療法・作業療法を体験できたりします。 既に理学療法士・作業療法士を目指している皆さんであれば、内容はもちろん興味を引くことだと思います。プラスして、入学した後の具体的なイメージがわくことで入試に対してのモチベーションがあがりますよ!

Point3 キャンパス・施設がわかる!

キャンパスや教室の雰囲気、自慢の設備を体感できる「キャンパスツアー」があるオープンキャンパスにも参加してみましょう。 実習室や治療室、機能訓練室などリハビリ学科ならではの機材や設備の見学はもちろん、図書室や自習室など学校生活には欠かせない教室もチェックしましょう。

Point4 個別に疑問が解消できる!

「個別相談」ができるオープンキャンパスは、いろんな疑問や不安を解消できる絶好のチャンスです。 入試のこと、授業のこと、ひとり暮らしや寮のこと、奨学金のことなど、 気になることは何でも相談してみましょう。「個別」だから、周りの人に聞かれたくないお金のことや将来のこと、家の事情など、細かく相談することができます。 在学生と話せる場合には、サークル活動や自習の仕方、アルバイトとの両立など、普段の学校生活について聞いてみるのもいいですね。

Point5 ヤル気が大幅にアップする!

学校のことを知るには、イベントに参加するのが一番!入学後の自分がイメージできると、勉強のヤル気が上がります!先輩たちの国家試験合格を目指す真剣な姿や、仲間と楽しく話しながら自習をする姿など、きっと感じるものがたくさんあるはずです。憧れの理学療法士・作業療法士に近づく第一歩になります。

オープンキャンパスに行くときに気を付けることは?

オープンキャンパスに参加する時に注意することもご紹介します。

まずは参加予約について。学校によっては、予約が必要な場合と自由に参加できる場合があるので、必ず事前に確認しておきましょう。メールや学校のホームページからも簡単に予約できるので便利です。

また、AO入試を受験する場合、オープンキャンパスや体験入学に参加することをAO入試の出願条件としている学校もあります。参加者だけにAO入試のエントリーシートを配布するケースもあるから、志望校について事前に調べておこう。

最後に、開催日が多い場合。イベント内容が毎回同じ場合や、開催日によって異なる場合もあります。体験授業や授業見学など興味のあるイベントが開催される場合は、何度でも参加してみよう!

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