日リハが4年制である理由〜高度専門士の称号と即戦力教育

日本リハビリテーション専門学校は作業療法士・理学療法士を養成する4年制の専門学校です。

 

養成校の中には3年制の専門学校もありますし、3年制の専門学校でも作業療法士・理学療法士の資格を取ることはできます。

 

ではなぜ、日本リハビリテーション専門学校は4年制なのでしょうか。

 

 

 卒業後の「即戦力」を目指すなら4年制

 

 

私たちは卒業後の「即戦力」を目指すなら4年制であると考えています。

 

 

なぜなら、本校では4年間のうち約3年をかけて医療人としての基礎知識や自己認識を確立し、4年次にはほとんどの時間を実習に充てて実践力を身につけていきます。

 

実習終了後から卒業するまでの期間では国家試験対策を重点的に行い、全員合格を目指して共に学んでいきます。

 

 

 

このように、本校の教育理念でもある現場が求めている即戦力となる技術や態度を身につけた医療人を育成するためには4年間が必要(3年間教育では限界がある)と考えているのです。

 

 

 

 

 

4年間のカリキュラムの大きな流れとしては、以下の通りです。

 

 

  • 1年次:基本を重点的に学び、基礎を固める
  • 2年次:臨床医学を学び、さらに理解を深める
  • 3年次:各種疾患の評価・治療を習得する
  • 4年次:臨床実習を中心に、体験的に技術を身につける

 

 

 

日リハでは、1年次から通常の授業でも即戦力になるための実践的授業を多く取り入れていますし、4年間の実習時間も長く確保されていて、学生のうちにたくさん現場経験ができることは、将来に向けて大きなメリットになります!

 

 

そして、通常の授業時間以外にもゼミ学習などのグループ学習を行って理解を深めていくことができるのも、4年制ならではの魅力です。

 

 

 

 

 

そして、「即戦力教育の重要性」を裏付けるように、2020年4月より、作業療法士・理学療法士養成校のカリキュラムが大きく変わりました

 

 

具体的には、下記に厚生労働省のホームページでも確認できる改正箇所の一部を掲載します

 

 


 

高齢化の進展に伴う医療需要の増大や、地域包括ケアシステムなど、理学療法士、作業 療法士を取り巻く環境の変化への対応や、臨床実習の拡充などによる質の高い理学療法士、 作業療法士を育成するため、総単位数を以下のとおり見直す。

 

・理学療法士(PT) 93単位以上から101単位以上へ引上げ

 

・作業療法士(OT) 93単位以上から101単位以上へ引上げ

 

[カリキュラムの主な見直し内容]

・臨床実習の拡充 (PT:18→20単位、OT:18→22単位)

・職場管理、職業倫理などに関する理学療法管理学、作業療法管理学の追加

・安全かつ効果的な理学療法、作業療法を提供するために、画像評価を必修化など

 

理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会 報告書より

 

 


 

 

今回のカリキュラム変更の大きな理由となっているのは、臨床現場で「養成校でもっと勉強してから現場に送り出してきて欲しい」という声が上がっているからです。

 

 

つまり、今そしてこれから臨床現場で求められる人材は「即戦力」であると言えるのはないのでしょうか。

 

 

 

 高度専門士で、卒業後の活躍の場が広がる!

 

 

日本リハビリテーション専門学校の特徴のひとつとして、昼間部・夜間部どちらでも高度専門士の称号が付与されるということが挙げられます!

 

 

 


 

そもそも、高度専門士とは・・・

「高度専門士は学校教育法施行規則第155条第1項第5号の「大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた者」に該当し、日本国内においては大学学部卒業生と同等とみなされ、学士の学位とほぼ同等の称号であるといえる。」

ウィキペディアより

 


 

 

 

つまり、

 

高度専門士 ≒ 大学卒の学位(学士)

 

ととらえることができます。

 

 

 

 

では、高度専門士の称号があると、どんなメリットがあるのでしょうか。

 

 

作業療法士・理学療法士の専門学校(日リハに限らず)を卒業する方のほとんどは就職されると思いますが、実際に現場で何年か働いていると「さらに深く掘り下げた研究をして、仕事に役立てたい」と感じる事も出てきます。そんな時に、高度専門士の称号があれば、大学に通っていなくとも大学院への進学が可能になります。

 

 

高度専門士の称号が付与されるのは、文部科学省が認可した4年制の学校だけです。

 

 

 

【参考】文部科学省 高度専門士の称号を付与する専修学校

 

 

 

もちろん、日リハは認可を受けていますし、実は作業療法士・理学療法士の養成校の中で、夜間部でも高度専門士の称号が付与される専門学校は関東では日リハだけ(2021年4月現在)しかありません!

 

 

 

最後に、4年制の日リハと3年制の専門学校との特徴を比較してみたいと思います。簡単に表にしてまとめてみました。

 

 

 

 

日リハでは、ただ理学療法士・作業療法士の国家資格を取ることだけが目標ではありません。資格を取ることはもちろんですが、即戦力として活躍できる為の知識と技術を身につけることが重要だと考えています。

 

 

 

日リハのオープンキャンパスでは、これらのことをより詳しくお伝えしています!!ぜひ一度、お越しください。

 

 

今後の学校説明会のスケジュールはこちら

 

 

個別相談をご希望の方は、お電話(0359541165)でお気軽にお問合せ下さい。

AO入試第8期 選考結果を発送しました

AO入試第8期の選考結果を本日速達にて発送いたしました。

 

 

早ければ明日にはお手元に届くと思いますので、内容の確認をお願いいたします。

 

 


 

 

出願許可書を受け取られた方は、下記の期間内に出願手続きを行ってください。

 

願書提出期間:12/13(月)~2022/1/7(金)

 

合否発送:2022/1/17(月)

 

手続き締切:2022/2/4(金)

 

 

願書提出期間内に必要書類の提出が間に合わない方、学費の分納をご希望の方、締切までに手続きが完了できない方は、必ず手続き締切日までに入試事務局(03-5954-1165)までご連絡ください

 

 

高度専門士とは何ですか?理学療法士・作業療法士の専門学校選びの基準のひとつ

理学療法士・作業療法士の養成校には、卒業する時に「高度専門士」という称号が付与される学校があります。「高度専門士」とは何かというと、大学を卒業したときの「学士」とイコールの関係になる国が認定している称号です。

この記事では「高度専門士」の詳細と、付与される学校とされない学校の違いについて解説します。

高度専門士と専門士の違いとは

理学療法士・作業療法士を目指すならば知っておきたい「高度専門士」という称号。

専門学校や短期大学、4年制大学を卒業した人には、これらの高等教育機関での教育を修了したことを証明する称号や学位が与えられます。専門学校を卒業した場合は「専門士」、短期大学の場合は「短期大学士」、4年制大学の場合は「学士」が与えられます。これらの称号や学位は、就職する際に重視される事があります。

では高度専門士とは何か。これは専門学校の中でも、文部科学省が定めるいくつかの基準をクリアした4年制以上の専門学校を卒業した人にのみ、「高度な知識や技能を有し、4年制大学を卒業した者と同等の学力がある人材であることの証明」として付与されます。ですから、 高度専門士はただ4年制の専門学校を卒業すれば付与されるというわけではありません。

高度専門士を授与できる専修学校の専門課程の要件は次のとおり。

・修業年限が4年以上であること。
・課程の修了に必要な総授業時数が3,400単位時間以上(実時間で2,835時間・大学の約126単位相当の授業時間)であること。
・体系的に教育課程が編成されていること。
・試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること。

-Wikipediaより引用

もちろん、こうした教育を受けた人材は社会でも重用され、その評価も確かなものとなっています。このような社会背景を受けて、専門学校で4年間の教育課程を経た人材を対象に、「高度専門士」という称号が誕生することになったのです。

理学療法士・作業療法士を目指す学校を選ぶ上でも、「高度専門士」という称号が得られる学校は、文部科学省が認めた高い知識や技術を得られる学校という証明になります。

高度専門士は就職に有利で大学院にも行ける

高度専門士という称号を付与されるメリットは、まず就職活動時のアドバンテージ。4年間にわたって専門技能を修得してきた実力は、これまで以上に正しく評価されるはずです。

また採用後の待遇面でも、「高度専門士」は大卒の「学士」とほぼ同等の称号としてみなされるため、初任給や昇給に差が出ることは少なくなります。もしかすると、今後は学士イコール研究者、高度専門士イコール専門技術者という区分けが明確になるかもしれません。

そしてもう一つのメリットが、大学院への進学です。これまで、専門学校で技術を学び、より深い知識を得ようと考えても、大学院への進学はすぐにはできませんでした。こうした場合、一度4年制大学へ編入し卒業することで、学士の肩書きを得てから大学院をめざすことが通常のコースだったのです。

けれども専門学校を卒業し、「高度専門士」の称号を付与されることで、4年間の教育内容が認められ、直接大学院へ進学することが可能になりました。これは、将来の可能性が大きく広がったといえるでしょう。

理学療法士・作業療法士を目指す人は大学・専門学校で学びますが、その後大学院に進む方もいらっしゃいます。さらに研究し深く勉強していきたい人は、最初から「高度専門士」が取れる学校を選ぶべきでしょう。

高度専門士は4年間学ぶことのメリットのひとつ

理学療法士・作業療法士を目指す専門学校も3年制と4年制があります。

高度専門士を取得できる4年制の良さというのは、「じっくりコツコツ」勉強していけることです。短期間の詰め込み学習ではなく、基礎からゆっくり自分のペースでステップアップしていきたい人に向いています。

これから学校選びをしていく皆さんには、段階的に深く学んで、高度専門士として国家資格の取れる4年制学校への進学を検討してみる事をお勧めします。専門学校によって教育方針や学費・国家試験の合格率等は違いがありますので、まずは資料請求やオープンキャンパスに行って情報収集を進めましょう。

理学療法士・作業療法士を目指す道のりは長く、その間学びを深める「学校」によってその道が有意義なものになるかどうか決まってきます。良い学校かどうか?あなたに合う学校かどうか?自分の目で見て確かめてみましょう!

こちらの記事もおすすめです

「専門学校の基準の一つ「職業実践専門課程」とは?理学療法士・作業療法士の進路選び」

「専門学校や大学のオープンキャンパスに参加する時の服装に決まりはありますか?」

「理学療法士・作業療法士を目指す方におすすめのドラマ・映画8選」