同窓会主催の卒後セミナーを開催しました。

先日、日本リハビリテーション専門学校同窓会主催の卒後セミナーを開催しました。コロナ禍が明けてから久しぶりの同窓会主催セミナーという事で、本校の卒業生で現役の理学療法士や作業療法士がたくさん参加していました。

 

 

 

 

今回の講師は理学療法学科の畠山先生。多くの経験に裏付けされたその確かな技術で、本校を開学当初から支えてきてくれました。また、そのお人柄から、学生や卒業生からの信頼も厚く、だこらこそこうしたセミナーを開催すればたくさんの卒業生が集まります。

 

 

 

 

卒業したばかりの方から、臨床歴20年以上のベテランまで、現役の理学療法士と作業療法士がたくさん集まっています。

 

 

 

 

 

若手のセラピストだけでなく、某大学病院の理学療法士(PT)や、あの大学の講師等、第一線で活躍している現役の理学療法士や作業療法士が、畠山先生の技術を吸収しようとしている様子が印象的です。

 

 

 

 

 

セミナー中、参加されているみなさんは先生の技術を学ぼうと真剣そのもの。でも、ところどころで畠山先生らしいユーモアも交えているので、とても良い雰囲気の中で楽しみながら学んでいる様子です。

 

 

 

 

日リハは4年間で卒業になりますが、理学療法士や作業療法士になってからもずっと学校との関係は続き、様々な形で卒業生のみなさまをサポートしていきます。

 

 

作業療法士の国家試験はどんな試験???

 

 

作業療法士は、生きがい支援のスペシャリストです。

 

 

〇そもそも作業療法士の「作業」ってなに?

 

人間は食べたり、入浴したり、日常生活の際に様々な諸活動を行っています。それらをまとめて「作業」と呼んでいます。「人が行うすべての行為は作業である」とも言え、それに関わるのが作業療法士です。

 

 

作業療法士についてくわしくはこちら

 

 


 

 

作業療法士になるには、国家試験を合格し、資格を取得する必要があります。

国家試験を受験するには

 

作業療法士の国家試験を受験するためには、養成校で3年以上学び、必要な知識と技術を身につけることが必要です。養成校には4年制大学、専門学校(3年制、4年制)があります。卒業するためには座学に加えて、臨床実習990時間以上を修了する必要があります。

国家試験の内容

 

第59回の作業療法士国家試験は2024年2月18日(日)に実施されます。基本的には筆記試験で理学療法士国家試験と「共通問題」100問と作業療法士「専門問題」100問にわかれます。また専門問題の中には「実地問題」といわれる、より臨床の現場に近い問題が40問出題され、共通問題・専門問題の合格ラインに加え、実地問題の合格ラインも超えないと、国家資格が取得できないようになっています。試験は午前と午後にそれぞれ試験時間160分、総問題数200問、マークセンス型の試験です。

国家試験にチェレンジしてみよう!

 

実際に国家試験で出題された問題を見てみましょう(答えはページ末尾にあります)

 

 

60 歳の男性。Alzheimer 型認知症。若いころから日曜大工が趣味で、本棚や花壇などを作っていた。 1 年前から食事をしたことを忘れるようになった。最近、置き忘れた財布を「盗まれた」などと言い、家庭内でのトラブルが多くなり精神科を受診して入院となった。作業療法導入時、「ここは学校ですか。私は仕事がありますので帰ります」と言い、作業療法室内を歩き回り、他の患者に対する怒声や暴言が観察された。この時期の作業療法士の対応で優先すべきなのはどれか。

 

1. 患者の言動を厳しく叱責する。

2. 職業リハビリテーションを導入する。

3. 場の雰囲気に馴れるように援助する。

4. 本棚作りなどの木工作業を導入する。

5. 記憶力の改善を目的とした活動を導入する

 

国家試験の難易度・合格率は?

 

 

作業療法士の国家試験合格率は下記のように推移しています。

 

 

第58回(2023年2月実施) 83.8%

第57回(2022年2月実施) 80.5%

第56回(2021年2月実施) 81.3%

 

 

例年80%前後の年が多いですが、年度によっては70%代や、80%台後半の年もありました。

 

 

ちなみにほかの医療職の国家試験合格率を見てみると

 

 

理学療法士 87.4%

医師    91.6%

歯科医師  63.5%

看護師   90.8%

薬剤師   69.0%

柔道整復師 49.6%

管理栄養士 56.6%

 

 

と医療職の国家資格の中では、低すぎず高すぎずといったところでしょうか。

 

 

ちなみに作業療法士と縁が深い理学療法士ですが、一昨年度までは合格率80%前後を推移しており、23年2月実施の試験は比較的易しかったようです。

 

 

※合格率は厚生労働省ホームページから引用、2023年2月・3月実施のものを掲載

 

令和6年度から国家試験が変わる?

 

令和4年3月に厚生労働省から、令和6年理学療法士作業療法士国家試験出題基準について発表されました。大半はこれまでと同一の範囲から出題されますが、新しいテーマも出題され、実習中に学んだこと・見解を活用するような問題が出題される可能性もあります。

 

 

これから大学・専門学校を目指す人が国家試験を受験するときには過去問がそろっていますので、しっかりと対策ができるようになっているでしょう。

 

国家試験対策はどうすればいい?

 

各大学・専門学校の説明会・オープンキャンパスに行った際に、各学校の国家試験合格率が一番気になるとは思うのですが、あわせて次の3つのポイントにも注目してみましょう。

 

 

①各学校がどのような国家試験対策をしているのか

②国家試験対策の対策は、どれくらいの期間をとれるのか

③万が一不合格だった場合、合格するまでのサポートは?

 

 

せっかくですので日リハの取り組みをご紹介します。

 

 

①各学校がどのような国家試験対策をしているのか

 

日リハの国家試験対策は1年次から始まります。とはいえいきなり過去問を取り組む、というわけではありません。国家試験の試験内容は1年次の授業の範囲からも出題されます。座学の授業→テストではなく、グループワークを通じて、「エピソード記憶」「手続き記憶」をフル活用して、国家試験の膨大な範囲を同級生と学んでいきます。

 

詳しくはこちら

 

 

②国家試験対策の対策時間はどれくらいの期間をとれるのか

 

作業療法士国家試験を受験するには最低990時間の臨床実習を修了しなければいけませんが、日リハは”4年制”専門学校ですので、4年次の9月までには実習が修了し、10月から試験の2月までの約5ヵ月間は国家試験対策に集中して取り組むことができます。また国家試験対策の特別講義が組まれるなど専用のカリキュラムで取り組んでいきます。

 

「3年制の専門学校だと12月まで実習があり、試験対策の時間が取れなくて大変」という話を、他校出身の作業療法士から聞いたという日リハ卒業生のエピソードも。

 

 

③万が一不合格だった場合、合格するまでのサポートは?

 

 

試験は水物です。全国の平均合格率をみても5人に1人は不合格になってしまう試験です。不合格の場合は翌年の試験に向けて再度勉強を頑張ることになるのですが、日リハは合格まで永久サポートしています。在校生と同じ国家試験対策プログラムを無料で受講することができます。

 

 

いかがでしたか?決して簡単ではない作業療法士の国家試験。でもそれを乗り越えるためのプログラムが日リハにはあります。気になった方はまずは資料請求、そしてオープンキャンパスにご来校ください。

 

 

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オープンキャンパス日程はこちら

 

 

〇 国家試験にチャレンジしよう 解答3

【高校3年生】現役進学のための個別相談会を実施します

理学療法士・作業療法士を目指す高校3年生を対象とした、個別相談会を1/16~1/19に実施します。

 

 

 

 

 

この個別相談会では

 

・学校、理学療法学科、作業療法学科の説明

 

・入試制度、学費、奨学金について

 

・ベストな入試方式のアドバイス

 

のほかに

 

・入試、面接対策の個別実施

 

・一般入試の過去問配布

 

・総合型選抜追加実施のエントリー資格

 

もあります。

 

進路・受験校決定にお悩みの方がいればぜひご参加ください。遠方在住で来校が難しい方にはZOOM相談も可能ですので、お申し込みの際にお申し出ください。

 

 

【開催日時】

 

1/16(火) 16時~18時の間

 

1/17(水) 16時~18時の間

 

1/18(木) 16時~17時の間

 

1/19(金) 16時

 

 

高3生個別相談のお申し込みはこちらから

 

 

《日程が合わない方は、こちらからご希望の日時をお知らせください》

 

 

注)昼間部は両学科とも定員まで僅かです。定員満了になり次第、以降の入試は実施しないことがありますのでご注意ください。