専門基礎分野とは、解剖学・生理学・運動学などの理学療法士/作業療法士にとって必要不可欠な基礎知識。上の重回帰分析の結果を見ると、横軸(A)の65点以上より右側に合格者が密集し、合格ラインを下回っている人はいない!つまり「専門基礎分野を制するものが国試を制する!」といっても過言ではない。専門基礎分野の重要性がわかるだろう。
上記スケジュールは一例。とにかく綿密にスケジュールが組まれている。国家試験はダラダラ勉強するのではなく、効率よく勉強することが必要。長年の日リハ国家試験対策から導き出されたスケジュールを信じて一直線に合格を目指そう!
家で一人で勉強するだけでは国家試験の広い範囲全てをカバーすることは困難。日リハの国家試験対策は、グループワークを通じて、「エピソード記憶」「手続き記憶」をフル活用して学ぶ。学校でグループワークを通し、「書く・見る・説明する・聞く・教えあう・実際にやってみる」を基本に、学生自身でオリジナルの問題を作り出題し合うなど、みんなで勉強することでお互いに協力し合い、補い合える。
本格的な国家試験の勉強は総合臨床実習終後の10月末に始まり、2月末の国家試験本番までと長期間の勝負です。最終目標は国家試験合格ですが、いきなりそれだけを目標に進めても、自分の進捗がわからなくなり、途中で気持ちが切れてしまうこともあります。日リハでは短期目標を立て、それを一つずつ達成していくことで、モチベーションを切らさず学習を進めます。また、必要に応じて少人数での補習や個別面談などを随時実施し、勉強の進め方のアドバイスなども行います。
まるでオーダーメイドの様な対応。
学生と講師の距離が近いと定評の日リハ。国家試験対策も例外じゃない。学生一人ひとりの状況に応じて適宜最適な勉強法を提案します。
総合臨床実習終了後の10月から、ほぼ毎週模擬試験を行います。模擬試験には、全国統一の模擬試験と、日リハ独自の模擬試験があります。全国統一模擬試験は4〜5回、校内模試は約15回、合わせて約20回実施します。たくさん模擬試験を実施する理由は、「問題に慣れる」ことと、短いスパンで進捗状況を把握し、苦手な分野があれば、それを放置すせず、すぐに復習し、理解した上で次へ進めるためでもあります。また、全国統一模試は自分の進捗を客観的に把握する良い機会にもなります。
理学療法士・作業療法士の国家試験のことを熟知している国家試験対策の専門家を招き、特別講義を行っています。国家試験の広範囲にわたる勉強を進める中で、自分たちだけではカバーできていなかったことに気づいたり、年によって変動する出題傾向にも対応するための対策なども教えてくれます。また、今までやったことの復習にもなるので、さらなる記憶の定着を目指します。特別講師の講義は、国家試験合格にさらに近づくための最後の一押しにもなっています。
理学療法学科専任講師
重國 宏次先生
理学療法学科2016年卒業
柏倉 尚眞さん
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