作業療法学科 昼間部 卒業生

植田 結衣さん

最後の答は“じぶん”

学科 作業療法学科 昼間部
卒業年度 2018年度
勤務先 社会福祉法人日本肢体不自由児協会 心身障害児総合医療療育センター
 
趣味/特技 音楽鑑賞/ピアノ
  • きっかけはテレビドラマ
    子供好きの私が最後に決めた答えとは。

    「きっかけはテレビドラマ」

    Q. なぜ、作業療法士の道に進んだのですか?
    子どもとのかかわりが好きだったので、ずっと保育士を目指していました。高校2年生の時にテレビドラマで「作業療法士」という職業があると知り、興味を持ちました。それから作業療法士について詳しく調べていくうちに、障がいのある方を身体的にだけでなく精神的にもサポートしていくことや、子どもともかかわりがある職業だとわかり、作業療法士になろうと決めました。
  • 「アットホームに引寄せられて」

    Q. なぜ、日リハを選んだのですか?
    日リハのオープンキャンパスに参加した時、先輩方がとても丁寧に対応してくれたのが印象的でした。また、先生と先輩方が親しげに話していて、とても雰囲気が良く、「こんなアットホームな雰囲気の中で4年間学びたい」と思い、日リハに決めました。
    さらに言えば、体育祭や文化祭などイベントが充実しているのも魅力のひとつでした。
    実は、自宅から日リハは結構遠くて、通学に2時間程かかりました。実際に日リハよりも自宅の近くに作業療法士の養成校はあったのですが、それでもオープンキャンパスで感じた雰囲気の良さから「日リハで学びたい」と思いました。
  • 「充実した残りの高校生活」

    Q. なぜ総合型選抜(旧AO入試)を受験したのですか?
    オープンキャンパスに行った時に、もう日リハに心が決まりました。なので、オープンキャンパスに参加した日から一番近くの試験日で受験しようと思い、それが総合型選抜(旧AO入試)第3期でした。高校3年の早い段階で進路を決めることができたので、残りの高校生活はとても充実させることができました。
    また、日リハで開催していた入学前の学習会にも参加できて入学前に友達ができたので、安心して学校生活をスタートすることができました。
  • 「一から作り上げる喜び」

    Q. 学校生活で印象に残るエピソードはありますか?
    文化祭で実行委員をやったことです。日リハでは作業療法学科昼間部2年生が中心となって文化祭を作り上げるのですが、私は実行委員長をやらせてもらいました。大変な事も多かったですが、自分たちが自分たちの手で、一から作り上げる事の喜びを感じることができました。
    また、国家試験対策の勉強も忘れられません。日リハの国家試験対策は3~4人のグループでお互いに助け合いながら勉強を進めます。国家試験の範囲はとても広いので、一人だったら途中で嫌になってしまったかもしれません。今振り返ってみると、みんながいたからこそ乗り越えられたんだと思います。
  • 「最後の答は“じぶん”」

    Q. 先生のサポートはいかがでしたか?
    日リハの先生方は、みなさん親身になって寄り添ってくれます。勉強で何かわからないことがあった時は、忙しい中でも時間を作って答えてくれますし、勉強以外の悩みなども相談にのってくれたので、とても頼りになりました。
    私は就職活動の際、どの分野へ進むかで悩んでいました。そんな時、先生に相談したら「自分にとって何が一番大切かを考えて」とアドバイスをしてくれました。その後、実習での経験などもふまえて自分でじっくり考えて、改めて「発達障害分野に進みたい」と心に決め、就職先を選ぶことができました。
  • 「全国各地での経験」

    Q. 臨床実習はいかがでしたか?
    私は、3~4年生の時の臨床実習で、身体障害・精神障害・発達障害の3分野に行かせてもらいました。日リハの実習先は、北は北海道から南は沖縄まで、日本全国にあり数も多いことが特徴です。私は北海道へ実習に行ったのですが、病院内での実習だけでなく、その土地でしかできない経験をたくさんすることができました。こんな経験ができるのも、日リハだからこそだと思います。
    なおかつ、北海道の実習先まで担当の先生が訪問に来てくれて、実習中の悩みなど相談に乗ってもらえたので、とても心強かったです。
  • 「プロとしての心構え」

    Q. 臨床で働き始めて心境の変化はありますか?
    臨床現場で働き始めてからは、心を引き締め、「プロとして患者様と接する」という心構えをもっています。
    もちろん実習中も一生懸命に取り組んでいましたが、今思うと、あの時は「学生」という立場で皆さんが守ってくれていたんだと感じています。あとは、働き始めてからは思った以上に疲れがたまるので、体は大事だなと感じています!
  • 「やっぱり実習は大切」

    Q. これから作業療法士または日リハを目指す方々へメッセージをお願いします。
    日リハは実習時間が多く、学生という立場で多くの臨床現場で、様々な経験ができた事は本当に良かったです。
    日リハは実習だけではなく、カリキュラムも充実していますし、先生方も親身になってサポートしてくれます。ぜひ日リハで作業療法士を目指して頑張ってください!