理学療法学科 昼間部 卒業生
佐藤 佑実さん
日リハは見放さない、見捨てない
学科 | 理学療法学科 |
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卒業年度 | 2014年度卒業 |
勤務先 | 埼玉医科大学総合医療センター |
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趣味/特技 | ライブに行くこと。ドラムを叩くこと。 |
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「実は、日リハ在学中に学校を辞めようと思ったことがあるんです。」
そう話してくれるのは、理学療法学科昼間部卒業生の佐藤佑実さん。現在は埼玉医科大学総合医療センターに勤務する、現役バリバリの理学療法士として活躍中。「理学療法士の道に悩んだ日々」
- Q なんで学校を辞めようと思っていたのですか?
- 「正直なところ、具体的に“これ“っていう理由があるわけではないんですが、勉強は大変ですし、やっている勉強がどんな風に現場で役立つのかイメージもイマイチつかなかったりして、”私は本当に理学療法士になりたいのだろうか・・・“と考えてしまった時期がありました」
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「正しい道に引き戻してくれたサポート」
- Q では、そんな佐藤さんが頑張れたのはなぜですか?
- 「日リハは個別面談を頻繁にやってくれるんですが、私が悩んでいるころ、当時の担任だった高瀬先生が何度も何度も面談をしてくれて、話を聞いてくれました。時には優しく、時には厳しく、私のためにいろいろと手を尽くしてくれて、サポートしてくれました。私の性格も良く知ってくれているので、必要な時には鼓舞してくれました。
そんなことがあって、“よし、頑張ろう!”ともう一回思うことができました。私が間違った方向に進んでしまいそうになった時、正しい道に引き戻してくれたんです。」
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「ニチリハは見放さない、見捨てない」
- Q 日リハで個別面談ってどのくらいやっているんですか?
- 「しょっちゅうです(笑)先生方はいつも私たち学生を気にかけてくれているので、悩んでいると見透かされます!
今、私がこうして理学療法士として働くことができているのは、日リハの先生方のおかげです。日リハは学生を見放さないですし、見捨てることはありません。」
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「覚悟が決まった、この道を歩む」
- Q なるほど。ほかには日リハ在学中の思い出のエピソードはありますか?
- 「やっぱり実習です。長期実習での経験が私を大きく変えてくれました。
実習生として勉強させていただいている私のような学生に対して、患者様は“ありがとう”と言ってくださったり、“勉強頑張ってね”と温かい言葉をかけてくださいました。その言葉が励みになって、私は“理学療法士として働く”という覚悟をすることができたんだと思います。今でもその時の気持ちを思い出しながら大切にしています。
おまけに私は実習がとても楽しくて、実習が終了するときに“実習を延長したい”と思ったほどでした(笑)」
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「大きな自信を与えてくれた一言」
- Q とても良い実習ができたのですね。
- 「実習が終わった後に、普段厳しい先生との面談で、“佑実は実習へ行って変わったね。このまま頑張ればいいセラピストになれるよ。”と言ってもらえました。この言葉はとても大きな自信になりました。それと、実習を経験した後の方が勉強が断然楽しくなりましたね。」
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「体が弱かった幼少のころがきっかけで」
- Q それは確かに自信になりますね。さて、話は変わりますが佐藤さんはなんで理学療法士を目指したのですか?
- 「幼少のころは体が弱く、しょっちゅう病院に通っていました。なので私にとって病院は特別な場所ではありませんでした。その経験からか、なんとなく漠然と“将来病院で働くんだろうなぁ”と感じていました。
そして高校生のころ、色々な職業を調べていくうちに理学療法士を知り、患者様の一番近くで寄り添ってサポートできるというところに魅力を感じて、理学療法士になりたいと思うようになりました。」
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「大学ではなく、日リハを選んだ理由」
- Q 養成校は他にもありますが、日リハに決めた理由は何ですか?
- 「大学か専門学校か、本当にかなり悩みました。両親からは、理学療法士は医療専門職なので専門学校に行くことを勧められました。とは言っても大学では、一般教養も学べたり、時間的なゆとりがあるのは魅力でしたし、個人的には大学の“キャンパスライフ”にもあこがれもありましたので(笑)
決め手になったのは、オープンキャンパスです。大学のオープンキャンパスにも参加したのですが、なんだか“ここで学ぶ”というイメージがわかなくて、ピンと来ませんでした。その後、日リハのオープンキャンパスに参加した時にお話しされていた先生の熱い話に心を動かされました。なので、日リハのオープンキャンパスから帰るときには、もう日リハへの受験を決心していました。日リハのオープンキャンパスはまじめに熱くて、気持ちが伝わってきました。」
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「即戦力育成の期待と不安」
- Q オープンキャンパスには学校の特色が出ますからね。即戦力についてはどうですか?
- 「もちろん“即戦力“になれることと、実習が多いので早くに現場に慣れることができると思ったことも決め手の一つです。ただ、実習が多いという事は、その分大変なことも増えるので、、、正直ちょっと不安もありましたが、そのかわり日リハの先生方は学生一人ひとりをちゃんと見ていてくれました。」
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「実習先は就職先」
- Q 現在の職場(埼玉医科大学総合医療センター)に就職したのはなぜですか?
- 「実は、実習先だったんです。本当に良い経験をさせていただき、ぜひこの病院で働かせてほしいと思ったからです。」
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「当たり前のことが難しい」
- Q 職場にはいろいろな養成校から理学療法士が集まっていると思いますが、日リハならではのメリットや強みを感じることはありますか?
- 「技術や知識ももちろん必要ですが、それだけではない医療人として必要な接遇を教えていただけることが、私は日リハの強みだと思います。
理学療法士は、セラピストである前に一人の社会人です。日リハでは身だしなみや言葉遣い、立ち居振る舞い、患者様との接し方など、医療人として必要な接遇等を教えていただくことができます。普段の授業を受ける姿勢などもしっかり指導してもらえるので、学校生活からでもたくさん学ぶことがあります。
こういった患者様との接し方や医療人としてのマナーなどは、簡単そうに思うかもしれませんが、実はとても難しいことなんです。
今は、現場で実習生を指導する立場になりましたが、そういった対応がきちんとできる学生さんとできない学生さんとでは、大きな違いがあるんですよ。
あと、日リハでは実習をたくさん経験してきた分、臨床現場で動きやすいというのはありますね。」
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「技術だけじゃ通用しない」
- Q 臨床現場を経験しないと、学内の勉強だけでは実感できない部分ですね。
- 「理学療法士は、患者様のリハビリテーションを行いますが、患者様の思いに寄り添うことが大切です。一方的にリハビリプログラムを立てても、患者様に受け入れていただけないとリハビリは成立しません。技術はもちろん必要ですが、それだけではダメなんです。」
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「趣味が重要!仕事に役立つ!」
- Q ちなみに、ドラムが趣味だという事ですが、なんでドラムを?
- 「面白そうだったから。好きなバンドの曲、バックナンバーとかバンプオブチキンとかを練習しています。全くの初心者からドラムを始めたんです。今はドラムの先生に教えてもらっているのですが、自分が教わる立場になると、色々と見えてくることがありました。
何もできない状態からできるようになるためには、患者様とどのように関わればいいのか、患者様がどんな気持ちなのかと考えられるようになりました。」
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「悩んだからこそわかること」
- Q 今の仕事にも役立っているんですね。それでは、最後にこの記事を読んでくれている理学療法士を目指すみなさんへメッセージをお願いします。
- 「勉強は大変なことも多いし、不安もたくさんあると思いますがスタートはみんな同じです。友達や先生とフォローしあいながらやっていけば大丈夫ですし、日リハは理学療法士としての勉強だけでなく、人間性も学べる学校だと思います。
そして、私のように途中で道に悩んでも、日リハならきっと先生や仲間が手を差し伸べてくれます。
最後になりますが、理学療法士は患者様と接する職業です。相手を大切に、思いやりをもって接することができる人になってください。」