理学療法学科 昼間部 4年生(2024年3月現在)
山本 莉子さん
“高校のクラスのような雰囲気”
だから乗り越えられた4年間
学科 | 理学療法学科 |
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学年 | 昼間部 4年生 |
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趣味/特技 | ドライブ、ライブ鑑賞 |
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理学療法学科昼間部の4年生の山本莉子さんに、日リハで過ごした怒涛の4年間を振り返っていただきました。間近に迫った国家試験の対策勉強の真っただ中で、山本さんが感じていることとは。そして理学療法士という職業に対する想いや日リハへの想いとは(インタビューは2024年1月に収録)。
「“高校のクラスのような雰囲気”が、勉強を乗り越える要になる」
- Q. まずは、山本さんが日リハに決めた理由を教えてください。
- アットホームな雰囲気に惹かれたからです。オープンキャンパスに参加したとき「なんだか雰囲気が高校と似ているな」という印象を受けました。先生と生徒の距離が近くて、生徒同士も仲が良い雰囲気だったことが一番の理由です。
- Q. 実際に日リハに入学して、クラスメイトとの関係やクラスの雰囲気はいかがでしたか?
- クラスの仲はとても良いです!今は国家試験対策の総上げの段階で(インタビュー時は4年生の1月)、クラス内でのグループワークを中心に勉強しています。勉強は大変ですが、みんなで楽しく励まし合いながら取り組んでいます。グループワークで話し合ったり教え合ったりするからこそ頭にも入ってきますし、仲が良くちゃんと言い合える雰囲気は勉強の要だなと感じています。
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- Q. クラス全体が協力し合える関係性を築くのはすぐできることではないと思いますが、何か4年間の中できっかけがあったのでしょうか?
- 元々クラスの雰囲気は良かったですが、さらに絆が深まるきっかけは3年生の「OSCE(オスキー)」ですね。
OSCEは「客観的臨床能力試験」といって長期実習に行く前に患者様への対応をチェックする、それまでの勉強の集大成を見せる試験です。合格しないと実習に行って患者様の前に立てないので、「誰も取り残されることなく、みんなで実習に行くんだ」という想いがクラス全体で芽生えました。それまでも協力して勉強に取り組んではいましたが、目の前の目標に向かってクラスの想いが1つになり、団結力が深まりましたね。
これをきっかけとして、今でもみんな分け隔てなく仲良くて、お互いを思いやって協力できるクラスになったと思います。
- Q. そんなOSCEを乗り越えての長期実習は、山本さんにとってどのような経験になりましたか?
- 3年生での実習先はクリニックだったのですが、訪問リハビリに同行させていただいたんです。そこで、病院ではない環境での患者様に特化したリハビリを見て、訪問が故のご家族との密なコミュニケーションの重要性を体感しました。
この時の経験から、自分の行きたい領域は訪問リハビリであり、いつか携わりたいという目標ができました。4月からの就職先は、急性期から訪問リハビリまでを備えた総合病院なのですが、まずは急性期で経験を積み、いずれは訪問リハビリに携わりたいと考えています。
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「もうすぐ現場に出る今だからこそ感じる、時間の重要性」
- Q. 4年間駆け抜けてみて、先生やクラスメイトとの雰囲気以外に“日リハでよかったこと”は何かありますか?
- 4年制で基礎からしっかり学べたことですね。3年制の養成校もありますが、タイトなスケジュールは自分には就職後に響いてくるのではないかと思いました。急いで勉強をするか、ゆっくりと時間をかけて勉強するか、それだけでも知識の定着度は異なってくるはずです。
もうすぐ理学療法士として現場に出る立場になって、このまま数か月後には患者様と向き合うことができるのかという視点で考えると、詰込み型の学習ではなく、基礎から段階的に積み上げる余裕のあるスケジュールで良かったと思います。
- Q. しっかり学んでから患者様の前に立つ、当たり前のようで大変なことですよね。
- 日リハは実技授業の時間も、実習の時間も、国家試験にかける時間も、それぞれちゃんと長く取られていることが特徴で、1つひとつ時間をかけて学ぶことができます。学習面では一番良かった点です。
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「日リハは自分の時間もある、その時間を活用してほしい」
- Q. 山本さんが目指す理学療法士像を教えてください。
- 患者様やご家族から「あなたが担当してくれて本当によかった、あなたにリハビリをしてもらって良かった」と声をかけてもらえるような理学療法士を目指しています。理学療法士を目指そうと決めた高校生のとき、自分自身がバレー部で怪我が多く、リハビリをした経験がきっかけでした。自分が怪我の痛みや回復までの辛さを知っているからこそ、患者様に寄り添うことのできる理学療法士になりたいです。
- Q. 最後に、これから理学療法士を目指し日リハへ進学を考えている高校生の方へメッセージをお願いします。
- 日リハ学生生活の時間の中で、勉強だけでなく色んな経験をしてほしいです。
理学療法士は医療人であり、患者様との時間が医療職の中でも最も多いと言われる職業で、看護師さんをはじめ他職種の方々との関係性も重要です。さまざまな方々と接する上で、コミュニケーションや礼儀、広い視野などが必要で、それは学生のうちに色んな経験を積むことで準備できると思います。
私は飲食店でのアルバイトを通して、幅広い世代の方とコミュニケーションを取ることで、社会人としての教養を知ることができました。日リハはアルバイトや自分の時間もしっかり取れるので、ぜひその時間を存分に使って学生のうちに色んな環境を経験してみてください。その経験が現場で活きるはずです。