理学療法学科 2016年卒業
柏倉 尚眞さん
日リハだから、夢を実現できた
学科 | 理学療法学科 |
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卒業年度 | 2016年度卒業 |
勤務地 | 長汐病院(東京都豊島区) |
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趣味/特技 | ボーリング |
「今の自分があるのは、、、」
- Q. なぜ、理学療法士の道に進んだのですか?
- 自分では記憶がありませんが、小さい頃に歩けなくなるくらいの病気にかかったそうです。母からは、今こうして元気に生活できているのは、その時お世話になった理学療法士の先生や、まわりの方々の支えがあったから、と聞かされて育ちました。それが理学療法士の道に進むことを決めたきっかけです。
「少人数だからこその魅力」
- Q. 日リハを選んだ理由をおしえてください。
- 当初は大学志望でしたが、大学受験に失敗し、進路を決めなくてはならない中で、日リハの学校説明会に参加したとき、在校生が丁寧に案内してくださりそれが好印象で日リハを選びました。入学してみて、学校説明会で感じた好印象そのままでした。大学などと違い少人数制なので、いろいろな人と密に付き合うことができることが僕にとっては重要でした。毎日顔を合わせ、みんなで同じ授業を受け、協力し合う中で生まれる一体感や、みんなで国家試験に挑むときの団結力など、少人数だからこその強みでもあります。教室に入り、いつもいるクラスメイトの顔を見たときの安心感は日々のモチベーションにもなりました。
「実習は経験値となる」
- Q. 3月に卒業し4月から実際に現場に出られて、お仕事はいかがですか?
- わからないことだらけですごく大変です。。患者様を良くしていかなければ、という責任もより感じるようになりました。まだまだ知識、技術の未熟さを痛感します。今は何をすればよいか、先輩に何を聞けばよいか、ということを手探りで探している状態です。
忙しい日は、カルテや退院時の指導書を作成する作業に追われたり、実際にこの仕事に就いてみると思っていたイメージと違うこともあります。それでも、比較的余裕のある日はいつも以上に患者様と密に接することができます。日リハで学んだこと、特に実習の多さは実戦に生きる経験値となっています。
職場の先生からも、「関節の動かし方が上手いね」と評価していただきました、それは学生時代に実習で患者様に触れる機会が多かったからだと思います。
「支えられ、そして助け合って」
- Q. 学生時代を振り返って、日リハはどんな学校でしたか?
- 学校の特長でもある実習の多さはもちろんですが、先生方のサポートがすごく充実した学校でした。国家試験対策の際は特にそれを実感しました。出来ない分野、基礎の特別授業など、必要に応じて問題集を用意してくれたり、勉強だけに集中できる環境をつくっていただいたことに感謝しています。
学生同士の絆も深く、実習前はゼミグループで一緒に勉強したり、国家試験本番直前のペア学習の際は、マンツーマンでわからないところを教えてもらうことも。間違えたところは相手に説明できるまで学習し、理解が正しいかを確認し合いました。
「挫折からの再起」
- Q. 国家試験対策についてお伺いしたいのですが、試験勉強は大変でしたか?
- 本当に大変でした、、、。実は最後の長期実習がうまくいかず、実習を再度やり直さなければ国家試験受験資格もない状況でした。再実習を受けられることになっても、国家試験勉強が遅れてしまうので、完全に心が折れていました。クラスメイトにも言えないくらい落ち込んでいて、その時はすべてを諦めなければならないかと思っていました。
それでも先生やみんなの支えもあり、夢をかなえるためにも勉強を続けました。その後、最終的に実習をクリアできたのは12月で、正直この時点でも国家試験までの時間が短すぎて、合格するイメージを持てず不安な日々を過ごしました。
「みんなのためにも、絶対合格!」
- 勉強の遅れを取り戻し、巻き返すことができたのは先生方とクラスメイトのおかげです。みんなのサポートがなかったら厳しかったと思います。国家試験当日の朝、自分を奮い立たせ、絶対に合格してやろう! と燃えることができたのは、支えてくれたみんなに嬉しい報告をしたい、という想いが力になったからです。自分のためはもちろんですが、助けてくれた人たちへの恩返しのためにも絶対に合格しなければ、と強く思いました。
合格発表で、自分の番号があった時は、何度も見直しました。合格をクラスメイトに報告することは、人生の中で最も嬉しかった出来事です。
- 勉強の遅れを取り戻し、巻き返すことができたのは先生方とクラスメイトのおかげです。みんなのサポートがなかったら厳しかったと思います。国家試験当日の朝、自分を奮い立たせ、絶対に合格してやろう! と燃えることができたのは、支えてくれたみんなに嬉しい報告をしたい、という想いが力になったからです。自分のためはもちろんですが、助けてくれた人たちへの恩返しのためにも絶対に合格しなければ、と強く思いました。
「夢」をかなえてからがスタート
- Q. 晴れて理学療法士となりました、これからどんな理学療法士になりたいですか?
- 信頼されることはもちろんですが、笑顔の絶えない理学療法士になりたいです。自分の理想のためにも知識や経験を身に付け、足りないところを補っていかなければなりません。 まだまだ業務に手一杯ですが、まずは環境に慣れることが第一歩です。新たな仲間や先輩たちとは良い関係を築けています。今後は患者様に対しても身構えず、ありのままの自然体で接していきたいです。いつも教室にいたクラスメイトとは卒業後も連絡を取り合い、近況報告や、業務での悩みを相談し合い共に成長しています。 そして、今まで支えてくれた人たちへの恩返しではないですが、今度は自分が患者様へお返しをしていきたいです。
「諦めなければ結果はついてくる!」
- Q. 理学療法士を目指している方にメッセージをお願いします。
- 僕は、大学受験に失敗し、日リハに入学しました。今思えばかえってそれが良かったと思います。少人数制だからこそ仲間や先生方と濃密な時間を過ごし、辛い時も共に励まし支え合うことで4年間大変な勉強を乗り越えることができました。僕は、日リハだからこそ理学療法士の道を諦めずに済んだと思っています。もし、他の学校へ進学していたら途中で諦めて違う道に進んでいたかもしれません。
そして、学生時代よりも働いてからより必要性を知る技術や知識があります。個人的には触診の授業などはもっと深く学んでいれば、、、と思いますが、振り返るとどのような授業も全て重要だったと感じます。
また、現場で感じることは「対応力」の大切さです。「対応力」とは何かに対してすぐに行動できる人、積極的に動ける人です。僕も身近な同僚や先輩を手本にし、できることを増やして「対応力」を身につけていきたいです。
みなさんも日々しっかり学べば国家試験に合格できます!!絶対に諦めずに努力して頑張ってください!