理学療法学科 昼間部 2年生(2024年12月現在)

山形 陽一さん

患者の生活や人生に
直接影響を与える責任がある仕事

学科 理学療法学科
学年 昼間部 2年生
 
趣味/特技 散歩、映画
  • 「患者さんの人生を一部預かるという覚悟を持ちなさい」という先生の言葉を大切にしているという理学療法学科昼間部2年生の山形陽一さん。日リハを選んだ理由や日リハ生活について伺いました。

    「進路を迷っている自分に、他の選択肢も教えてくれた」

    Q. まずは山形さんが理学療法士を目指すことにしたきっかけを教えてください。
    高校時代はラグビー部でスクラムハーフをやっていました。高校1、2年で3度大きな怪我をして、親指、右足首、左腕を骨折し、すべて同じ理学療法士の方に治療してもらったことがきっかけです。3年生になって周りも大学を受験する空気だったので、自分も大学進学を考えていたのですが、結局大学に行ってからもう一度進路を考えるのは嫌だなと考え、仕事に直結する進路を考えることにしました。親が看護師なので、まずは看護師を考慮しましたが、あまりイメージがわかなかったこともあり、理学療法士の方が実際に自分が生で見てきた方たちだったので理学療法士を目指そうと思いました。

    Q. 数ある学校の中から日リハを選んだ理由はなんですか?
    オープンキャンパスに参加した際、教論と話しやすく勉強に対して手厚く指導して貰えそうだと感じました。他校の場合はその学校ごとの強みを話すばかりで、高3で進路を選んでいる段階だった身としては、メリットばかりを話されてなんとなく違和感を感じました。一方、日リハは進路を迷っている自分に対して、提案というか他の選択肢も教えてくれたことが大きかったです。
  • 「考えることがとても楽しいので、早く実習に行きたい」

    Q. 学校の強みばかりをアピールするのは高3の山形さんの心には刺さらなかったわけですね。この2年間を振り返っていかがですか?
    振り返るとまずすごく早かったですが、1年生に比べて、2年生の方がより長く濃い時間を過ごしていると思います。1年のときは与えられた課題をただこなすだけで精一杯であっという間に過ぎていきましたね。2年生になってクラス替えがあり、まず周りの環境が変わりました。周りの友人たちが放課後に自主的に勉強するようになり、それにつられて一緒に勉強するようになりました。また、1年は暗記中心の勉強でしたが、2年は疾患別に学ぶ教科が多くなって、知識だけでは解決できない課題が出されていきます。ある病気の患者さんの性格や年齢や希望に合わせ、自分の知識を活かし自分で思考してその患者さんにとって一番いいリハビリを提供するというような授業があり、考えることがとても楽しいです。なので、早く実習に行きたいと思っています。

    Q. 日リハは「即戦力育成」を掲げ教育をしています。実習の多さや、少人数制教育にどのような魅力を感じますか?
    実習はもちろん普段の授業から実技が多く、座学では覚えにくいところもデモンストレーションなどを観察することで覚えやすいです。少人数制教育であることから授業で分からないところを質問することも容易です。先生との距離感が入学前に感じでいた以上に近く、実際に先生とは毎日会話をしています。

    先生に実習前の講義で言われて特に印象に残っている言葉があります。「患者さんの人生を一部預かるという覚悟を持ちなさい」と。この言葉を聞いたとき、僕は理学療法士という職業の重みを改めて実感しました。それまでは「患者さんの機能回復を手助けする仕事」という認識が強かったのですが、それ以上に、患者さんの生活や人生に直接影響を与える責任があることを教えられた瞬間でした。
  • 「患者さんの幸せにつながるようなリハビリを提供したい」

    Q. 将来的にどういう理学療法士になりたいですか?
    理学療法士の仕事はリハビリで患者さんの身体を楽にするということは大前提ですが、僕は人と話すのが大好きなので、身体以外のメンタル面を話すことで回復させたいと思っています。自分自身、何度も怪我をして怪我の痛み以上にメンタル面で落ちてしまい、競技復帰できるかという不安や焦りが大きかったんです。周りが練習する中で、考える時間だけはあり、そうなると意識がよくない方向へ向かっていってしまいます。そんなとき、理学療法士の方と話すことで気持ちがよくない方へ行かないようつなぎとめる役割もあることは実体験として知っているので、患者さんの幸せにつながるようなリハビリを提供していきたいです。

    Q. これから理学療法士を目指し、日リハへの進学を考えている高校生に対してメッセージをお願いします。
    勉強や実習で辛いと感じることもあるかもしれませんが、目指すゴールを思い描きながら、一歩ずつ努力を積み重ねて一緒にがんばりましょう!