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理学療法士の広がる未来!理学療法士としてスポーツ分野で活躍するために

2021.10.29

理学療法

身体機能の回復を専門とする理学療法士を目指す方の多くは、自身のスポーツ中の怪我をきっかけに、この職業を知り興味を持っています。実際に理学療法士はスポーツ分野と深い関わりがあり、怪我からの回復支援や予防指導など、理学療法士の知識と技術はアスリートにとって欠かせません。

近年の健康志向やスポーツ人口の増加に伴い、理学療法士の需要も高まっていて、プロチームのサポートから一般市民の健康維持まで、その活躍の場は広がり続けています。

この記事では、理学療法士のスポーツ分野での役割や、キャリアの可能性について詳しく解説します。

-目次-

理学療法とスポーツ分野の仕事

理学療法士は身体機能回復のプロフェッショナルです。スポーツをしていて怪我をしてしまった患者さんへのアプローチや、スポーツに復帰できるようにサポートをすること、そしてスポーツをする上で怪我をしないよう予防を呼びかけるなど、理学療法士の仕事はスポーツと密接に関わっています。

そのため、理学療法士としてスポーツ分野で活躍する場は多くあります。

まずは、病院やクリニックなどの医療現場です。前述したようにスポーツが原因で理学療法を必要としている人は多くいるので、「スポーツしている人を支えたい」という方はその機会に恵まれるでしょう。

病院・クリニックによっては、スポーツ選手が特に多く訪れる病院や、プロチームの専属ドクターが開業しているなどの理由でよりスポーツ分野に特化している職場もあります。「プロのスポーツ選手を支えたい」という方は就職先を選ぶ際にそういった特徴のある場所を見極める必要があります。

さらに、アスリートやプロスポーツ選手などをサポートする仕事を選ぶこともできます。一般的に理学療法士の領域として知られているリハビリの仕事というよりも、スポーツトレーナーとしての意味合いが強くなります。

スポーツを行う人の筋肉の疲労を取ったり、より機能的に筋肉が働けるように調整していったり、といったサポート業務を主に行います。

実は、スポーツトレーナーになるのには国家資格は必要なく、民間資格もありますが必ず必要というわけではありません。ですが、実際にはスポーツ選手のサポートを行う際には、理学療法士になるための勉強で学ぶ「基礎医学」や「トレーニング理論」、そして実務としては体調管理に始まりさまざまな専門知識が必要になります。

そのためスポーツトレーナーとして活躍する人は、理学療法士の資格を持っている人が多いです。

スポーツトレーナーとして働くには

さらに詳しく、スポーツトレーナーの仕事についてご説明します。

スポーツトレーナーとして現場で働く代表的な例は、プロチームの契約スタッフでしょう。プロチームの契約スタッフとは、国内のプロチームと契約し、プロ選手のサポートを行う仕事です。

例えば、プロ野球の試合ではスポーツトレーナーが一人ずつベンチに入り、打者がデッドボールを受けて痛がった時などは患部を冷やすためのスプレーを手に飛び出していきます。テレビを見ていてそういったシーンを見ることがあるのではないでしょうか。

また、サッカーのJリーグや、バスケットボールのbjリーグなどでも、各チーム数人のスポーツトレーナーと契約している場合がほとんどです。

次に、「企業チームの契約スタッフ」という選択肢もあります。

企業チームのスタッフとして契約できれば、概ね安定した収入が得られる場合が多いため、スポーツトレーナーにとっては魅力的な職場です。日本では多くの企業が、さまざまな競技チームを運営しており、全国レベルのチームにはスポーツトレーナーと契約しているところが多いです。

また、アマチュアスポーツチームの「派遣スタッフ」という雇用の形もあります。

現在はクラブチームや大学、高校などのチームでもスポーツトレーナーと契約しているところが増えてはいますが、アマチュアチームではスポーツトレーナーと個人的に契約するにはコストがかかりすぎると判断し契約に至らない場合があります。

そのため、病院や整体院、スポーツジムなどに所属するスポーツトレーナーを安い費用で派遣してもらうことが多いです。そういったチームとの繋がりのある病院に勤務することも、スポーツに関わる仕事ができる第一歩となるでしょう。

今後広がる理学療法士の活躍の場

スポーツ分野は近年、市民に需要が拡大しています。欧米のフィットネスブームを受けてジムに行く人が増え、スポーツ選手以外にもスポーツ人口が増えている状況です。理学療法士の仕事もそれに伴って需要が上がっています。

さらに障がい者スポーツや傷害予防の分野でも求められており、今後活躍の場はどんどん広がっていくことが予想されます。

そして、理学療法士はスポーツ分野だけでなく、様々な分野で今後求められていくでしょう。スポーツ・起業・研究・先進医療・地域・挑戦…新しい理学療法士の広がりの形はこちらのページで紹介しています。

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